言葉には霊の力があって、良い言葉は幸運を招き、不吉な言葉は凶事を招くと言われます。
病気の話ばかり聞いていると、病魔が忍び込んでくるような、いやな気分になります。
言霊が妙な信奉につながると、それに縛られて、考えなければならないことも話題から遠ざけ、忌避されるようになります。
たとえば、戦争は嫌だと思いつめると、戦いに備えるという考えが戦争を招く、という思考恐怖症に陥ることもあります。
戦いという字も嫌だとなれば、その文字がいくつも出てくる憲法第九条のように、国の存亡にかかわることでも、議題どころか話題にもしたがりません。
そういう人が、国会議員にも多数いるようです。
言霊には、発せられる言葉のさらに外側で、言霊というものがあるという思いが人の心を縛り付けてしまうという、不思議な力が秘められているようです。
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