コミュニタリアリズムという難しそうな主義名らしい言葉を見かけて、何のことかわからずにいたが、記事の書き違いだったらしく、それはコミュニタリアニズムだった。
「ニ」が「リ」に1字入れ替わると見当が外れてわからなくなるのがカナ文字の辛いところ。
ウィキペディアを見ると、自由主義(リベラリズム)に対抗する思想の一つであるが、自由主義を根本から否定するものではなく、政策レベルでは自由民主制に留まりつつも自由主義とは異なる側面、つまり共同体の重要性を尊重するものを提唱する、というようなことが書かれている。
提唱者の一人マイケル・サンデルが来日して行った講義があった。
日本の学者が取り上げることのないその課題から、いくつか目に付いた項目を挙げてみよう。
○課税に「正義」はあるか
○嘘をつかない練習
○何が我々にふさわしい報いなのか
共同体にとって疑点であるはずのものがもやもやと薄められて、多くの人が、そんなものだと思っている日常茶飯がたくさんあるのに気づかせてくれる。
ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上) | |
Michael J. Sandel,NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム,小林 正弥,杉田 晶子 | |
早川書房 |
ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下) | |
Michael J. Sandel,NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム,小林 正弥,杉田 晶子 | |
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