政治と経済、どちらかを立てれば一方がうまくいかない。
なぜそんなことになるのか。
経済は政治とは別ものという、奇妙な不文律、いや分別律がはびこって、邪魔をしているからだ。
政治は国の運営の総括概念であるから、経済問題も政治に含まれた重要要素とされなければならない。
半世紀前に時の総理が演説に使い、そのときには都合がよかった政経分離という時事用語が、いつの間にか国の運営の原則であるかのように思い込まれてしまった。
経済人たちは金儲けのためにそれを利用し、巧く立ち回った。
一般人はそんなものかなあとあえて逆らわず、非常識をノリで固めて常識のようにしてしまったお守り札の文言、それが政経分離なのだ。
お守り札は、個人の役には立っても国の役には立つことがない。
お経をあげていれば安泰と思っているお題目政治には、都合のよいときもある。
これでは、ずるずるといつの間にか、海の向こうの化け物の気まま仕ままにやられしまう。
くわばらくわばら。
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