ストーカーという行為名ができたのは20世紀の末だそうです。
新種の困りごとは、対処が難しいものです。
法律に触れなければ何をしても許されると思い込むおバカさんたちは、ストーカーのような暇つぶしに興味が偏ります。
XX防止法、YY規制法の類は、困りごとが起きなければ生まれません。
これまでに起きてないようなことには、取締りの方法など考えられませんから、「ストーカー行為等の規制等に関する法律」というのができたのは、平成12年で、平成25年に改正されるなど、法律がまだ新しいのはあたり前でしょう。
⇒ http://p.tl/7SPB
ストーカーの被害は、嫌な思いからだんだん怖い思いになっていき、傷害あるいはそれを超えたもっとひどいことになっていくのですが、「思い」にかかわる被害は実証できないところにむずかしさがあります。
病気ならば診断書をお医者さんが書いてくれますが、嫌な思い、怖い思いに診断書は誰も書いてくれません。
被害者も加害者も病気の一歩手前を歩いていますから、始末が悪いのです。
加害者のほうは、病気まで行ってしまうと罪は犯しても罰を与えられなくなりますから、これがまた困ったことを増やしていきます。
もしストーカーに狙われていると感じたときには、じっと耐えているのが、いちばんまずい対処法のようです。
自分の頭がおかしいのではないかと思われては嫌だ、などとぐずぐずしていれば、引きずりこまれたぬかるみはだんだん深くなります。
とにかくいろいろな人に話を広げておくのがよさそうです。
目を光らせてくれる人、味方を増やすのです。
親兄弟はもちろん、警察にも、地域の役所にも話しておくとよいでしょう。
被害がはっきりしなければ警察は行動に移してはくれません。しかし、話しておくことがだいじなのです。
自分で日記など書いておいても、ほとんど対処の役には立ちませんが、警察に相談した、その日時だけははっきり記録しておくとよいでしょう。
こういう相談は、交番より警察署がよいという説もありますが、選ぶ必要はありません。両方行けばよいのです。
住所変更の手続きとは違いますから、どこかに一回届けておけばそれでOKなどというものではありません。
警察には親の同伴がよいとも言われます。
警察よりも弁護士がよいという説もあります。
これもどちらを選ぶかではなく、両方がよいでしょう。
ただし、弁護士の場合はお金がかかります。
恥ずかしい話をするのも嫌、時間をさくのも嫌、お金を出すのも嫌なら、どうにもならなくなるまで迫られるのをじっと我慢して、命が危なくなっても耐えるしかありません。
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