何か問題が起きて結論が欲しいとき、有識者会議が開かれる。
この有識者会議の多くは、結論制作会議のようなものらしい。
こうしたいということを予め示さずに、空気だけを会議に吹き込む。
さすが有識者たちは、空気の読み取りにはたけていて、結論らしいものはすぐ見つかる。
しかし、ある程度時間をかけなければ、検討の実績が残らないから、開会から大部分の時間は、有識者先生方のお勉強に割り当てられる。
有識者がことさら何を勉強するのかと、不思議に思うだろう。
有識者と呼ばれても、持ち出された問題について、専門知識を持っている先生は数少ない。
知識がなければ、出された結論に箔がつかないから、このお勉強は必須事項となる。
こうして時間をかけて検討されたことが結論の根拠になる。
「有識者会議の意見によれ」という、決定者の責任の負担割合を極力低減する効果が生まれる
チョコレートを食べる人の幸福感は、チョコレートの味や香り舌ざわりよりも、GODIVAと書かれた金箔の包装を開けるときに味あわれるのだ。
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