千秋楽も過ぎて、またチャンスを逃した力士の記憶だけがあたまに残っています。
相撲の勝負は、おおかたは立合いで決まります。
一瞬のたじろぎから優勝の機会を逃し、それがそのあとの力士生活にずっとかかわってくることもあります。
意表はつくもの、勝負には何が起きるかわかりません。
負けてはならないときには、どんなことがあっても勝つことが王者の資格です。
制限時間を過ぎても、まだ「まった」を許すから、気合いの高まりがずれるので、制限時間後に「まった」をすれば相手に軍配が上がることにしたらどうでしょう。
遅くてもそのときまでに、すぐ立てるよう相互の空気を盛り上げていってこそ、プロの立合いと言えます。
どこかだらだらとした空気を一掃するには、ルールを変えるしかありません。
ルール変更と言えば、先日ラジオで面白いことを聞きました。
オセロの対戦中に、白黒逆転の機会が与えられるというルールです。
将棋のように駒にも盤にも方向を決めてあるものとは違い、「逆転」の宣言一つで入れ替わりができます。
いつ逆転権が行使されるかわかりませんから、状況の優劣度と危険度が一緒に増減します。
ゲームの途中では、ほどほどの優勢にしておかないと、大勝ちしそうで喜んでいれば、いきなり「逆転」と言われたときひどい目に合います。
隅さえ確保すればというチョロい戦法は役に立ちません。
こんな具合に、ゲームのルールを変えることは、だらだら防止ぼけ防止に効き目がありそうです。いかがでしょうか。
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