カッパドキアの殺傷事件で、はじめにつかまった男について、「容疑は認めたが関与は否定している」と報道された。
おや、これはどういう意味なのか。
しばらくは合点が行かなかったが、二人目がつかまってようやく想像がついた。
「容疑は認めた」とは、自分の犯罪暦からも、出獄後間もないことからも、疑われても仕方がないと思ったのではないか。
「関与は否定」これはあたり前、やってもいないことに関与を認めることはできないから。
つかまえたほうより、つかまった男のほうが、頭の働きが確かだった。
つかまえる仕事に、何十人もが関与すれば、間違う確率も俄然増大する。
警察が、他の所轄署、他の部署に手出しをさせない理由が呑みこめた。
なわばりというのは、間違いを増やさない智恵だったのだ。
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