・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

雨をたずねて:17

2017年07月16日 | つぶやきの壺焼

雨に非ならば、雨ではなく雪か、あるいは霧か、その想像は皆はずれでした。

この字を二つ重ねた 霏霏 ヒヒ は、ひらひら降るさま、入り乱れるさま、霜や露の多いさま、飛ぶ雲、飛び回る電光、草ぼうぼう、とりとめのない続き話などと、いろいろな表現になります。
ここでは狒狒も大きな顔ができなくなります。

は否定ではなく、羽ばたきの象形で、わかれるという意味でした。
道ならぬ行いを非行と言っても、それは行いのありかたで、世に不行という言葉はありません。
人のすることで、行いでないことなどないからでしょう。

責められて「記憶にありません」と言っても、非行であったかもしれないそのことは、なかったことにはなりません。
言ってしまったこと、やってしまったことは、とりとめない言い訳をどれほど続けてみても、帳消しにはならず、ひらひらと人の心に残ります。

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季節感覚醒:20

2017年07月15日 | つぶやきの壺焼

長袖を 出したり引っ込めたり
はっきりしない 衣替えの季節も
ようやく過ぎようとしています

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雨をたずねて:16

2017年07月14日 | つぶやきの壺焼

雨と沾の"テン"は、うるおう、うるおすという意味をもちます。

つなげる文字によって、まったく違ういろいろなことばと同音になります。

 

_____________霑衣は衣をひたひた濡らすこと
_____________霑被は恩恵を被る、あるいは施すこと
_____________霑酔は泥酔におなじ
_____________霑濡はびっしょり濡れること

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季節感覚醒:19

2017年07月13日 | つぶやきの壺焼

この一団 しばらくすると
そろって 歩き出しそう

花も 見たいように見える

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雨をたずねて:15

2017年07月12日 | つぶやきの壺焼

雨と妾で"ショウ"、さっさっと降ってまたやむ小雨です。

 

「瞬間的な」あるいは「しばらく」という意味もあって、時の字を添えるとその感じが出てくるようです。



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季節感覚醒:18

2017年07月11日 | つぶやきの壺焼

 

群生の 数と香の勢いには
大木も 一時たじろぐ

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雨をたずねて:14

2017年07月10日 | つぶやきの壺焼

雄ネジ、雌ネジという言葉はあっても、雄ニジ、雌ニジは聞きません。
ところが、ニジにもオス、メスがあるそうで、雨の下に兒の"ゲイ"は雌のニジでした。

メスがゲイというのも変ではないかというのはダジャレ芸ですが。

兒の字は小さい意味なので、雨の下に兒は小型の細いニジ、七色までにはならない五色のニジです。

普通ニジに使われる漢字の「虹」はオスで、虫へんに兒のニジはメスなのだそうです。

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季節感覚醒:17

2017年07月09日 | つぶやきの壺焼

色を見せるなら
はっきりしたほうが
心地よいでしょ

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雨をたずねて:13

2017年07月08日 | つぶやきの壺焼

雨に隹で"カク"と読む字になります。
ぱっと広がったり、散ったり、消えたり、はやい状態変化を表します。

「鬼の霍乱」ということわざのように、急性の病気にもたとえられます。

この字を二つ重ねると"カクカク"で、ピカピカひらめくさま、あわてて叫ぶさまを表します。

ここでおかしなことに気付きました。
呼び名があってもそういう読み方はない文字があるということです。
隹は、部首名は「ふるとり」ですが、音は"スイ"、訓は"とり"で、"ふるとり"という読みはなさそうです。
呼ばせても読ませない、漢字嫌いの人にはこの感じはたぶんわからないでしょう。

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季節感覚醒:16

2017年07月07日 | つぶやきの壺焼

清楚に見えた花も
あまりに近づきすぎれば
奇怪さを 見なければならないことにもなる

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雨をたずねて:12

2017年07月06日 | つぶやきの壺焼

雨の下に沐で"モク"または"ボク"と読む字になります。
雨の下の沐浴なら、しとしと降る雨で、あまり激しい雨ではないでしょう。


旅先で歩くうちに、大した雨ではないと思っていても、いつの間にかびっしょり濡れていることがあります。

じわじわと攻め寄せ、相手が大人ぶって構わずにいれば、いつの間にか実効支配、島を分捕るあの手に似ています。

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季節感覚醒:15

2017年07月05日 | つぶやきの壺焼

咲き遅れた花も
わずかであれば
それも一興

だが くちばしの黄色い
議員だけが 集まったらどうなるか
元気ばかりでは
ことは運ぶまい

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雨をたずねて:11

2017年07月04日 | つぶやきの壺焼

雨と毎で、後から後から子株を出す苺と同系統の"バイ"と読む字になります。
この文字は、降り続く"つゆ"と、繁殖の続く"かび"の意味をもちます。

梅雨は、雨と毎の一文字でも間に合うのでした。
間に合うというより、こちらが本字で、梅雨はよくできた当て字なのでしょう。

九州には梅雨の明けぬうちに台風がやってきました。
東京では思わぬかびが悩みのタネになりそうです。

素人集団を都政の中心に呼び込んではみたものの、かびのように後から後から出てくる問題の始末の悪さに、まずい、またやってしまったと気づくのは、いつのことなのでしょうか。

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季節感覚醒:14

2017年07月03日 | つぶやきの壺焼

浜の香を 嗅ぎとれば
どこにでも
何にでも

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雨をたずねて:10

2017年07月02日 | つぶやきの壺焼

雨の下、サンズイに市、"ハイ"と読むこの字は初めてです。
浦から横棒も点も流れ去ってしまう、一斉にさかんに降りしきる様子をあらわしたものと見えないこともない、形は安定しているようでもはげしそうな気を含んだ字です。


この字がもっている大雨の意味は、うるおいや恩恵にもたとえられます。

夏に向かってなくてはならない水甕を満たしてくれる、ありがたい雨のようにも読み取れます。


この文字に訓読みはなく、然を加えて"ハイゼン"と読ませる使い方をしていたようです。
また、"ハイゼン"には、雨を書かない場合もあって、盛大なさま、雨の盛んに降るさまを表します。

雨が降っても降らずとも いまの季節は"つゆ"と呼ぶ
いつ降られても大丈夫 それには傘を粗末にするな

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