最近はまっているのはバンとの土手ラン。
いつもの場所に車を止め,土手まで駆け上がると後ろから自転車を押しておばさんが上がって来た。競技として自転車を走らせている風の人が多い中,農作業風の年配女性がママチャリで土手に来るのはちょっと?な感じ。どこまで行くのかと聞くと,「この先の公園まで。もっと先の目吹橋まで行く時あるよ。」この先の公園?そんなのあったかな?そんなに遠くないということなので、いつもと逆向きだけど私も公園を目指すことにした。1キロほどバンと走ると、こっちでもラジコン飛ばしている人が数人いた。前方に小さくなって行く自転車のおばさんを追いかけるように更に進むと、土手下の家から犬が2匹飛び出して来た。つながれていない。野犬かも。そういえばこのあたりは野犬が多く,以前バンが子犬だった時にここで追いかけられたことがあったのを思い出した。その時は石を投げつけ追い払い事無きを得た。2匹は吠えたりヒソヒソ相談しているから、そのスキにダーッと走り抜けた。今思うとここを走り抜けたのは失敗だった。
犬どもは土手を駆け上がって来た。ひたすらバンが通った匂いをチェックしながら、通り過ぎた我々をじっと見ている。そのうち土手を降りて家に戻るだろうと思うのに、その辺りをウロウロしながらずっと土手で仁王立ちしている。完全に我々は二匹によって通せんぼされてしまった。さてどうするか。車に戻らないことには帰れないから、あの立ちはだかる犬どもを突破しないことには帰れない。もうこの先にあるはずの公園とか小さくなってしまった自転車おばさんのことなどどーでもよくなってしまった。とにかくどうやって車に戻るか。
その時背後からランニングお兄さんがやって来た。あの人と一緒に一気に駆け抜けてしまえば大丈夫かもしれない。しらばっくれて勢いで走り抜けてしまおうかなどと思うが,ほんの少し躊躇しているうちにお兄さんは犬の脇を走り抜けてしまった。犬どもはお兄さんが近づくと脇によけて道を空けてやり、そのままこっちをじっと見ている。ジャンパーのポケットに石を詰めた。遠くまで飛ぶように大きめの石を選んだ。さらにコントロールが利くように手袋を外し左のポケットに詰めた。もう行くしかない。土手を河川敷側に降り,一気に走り抜けることにした。もし何かあってもこの先にラジコンおじさん達がいるから,何かの時はなんとかしてくれるだろう。土手上に犬がすっと姿を現した。まるで戦国時代の絵図。あっちは一気に土手を降りて責めてくるのか。右手に石を握りしめる。犬の真下を通り過ぎる時。「ワン、ワン」と二度吠えた。とりあえず握りしめていた石を投げつけるが、まったく届かなかった。一目散に走り,ラジコンが飛ぶ中も走り抜け、犬の姿が見えなくなったあたりで土手に戻ると前方に停めておいた車が見えた。ポケットに詰めた石ころを捨てながら歩くと,折り返して来たさっきのランニングお兄さんとすれ違った。
いつもの場所に車を止め,土手まで駆け上がると後ろから自転車を押しておばさんが上がって来た。競技として自転車を走らせている風の人が多い中,農作業風の年配女性がママチャリで土手に来るのはちょっと?な感じ。どこまで行くのかと聞くと,「この先の公園まで。もっと先の目吹橋まで行く時あるよ。」この先の公園?そんなのあったかな?そんなに遠くないということなので、いつもと逆向きだけど私も公園を目指すことにした。1キロほどバンと走ると、こっちでもラジコン飛ばしている人が数人いた。前方に小さくなって行く自転車のおばさんを追いかけるように更に進むと、土手下の家から犬が2匹飛び出して来た。つながれていない。野犬かも。そういえばこのあたりは野犬が多く,以前バンが子犬だった時にここで追いかけられたことがあったのを思い出した。その時は石を投げつけ追い払い事無きを得た。2匹は吠えたりヒソヒソ相談しているから、そのスキにダーッと走り抜けた。今思うとここを走り抜けたのは失敗だった。
犬どもは土手を駆け上がって来た。ひたすらバンが通った匂いをチェックしながら、通り過ぎた我々をじっと見ている。そのうち土手を降りて家に戻るだろうと思うのに、その辺りをウロウロしながらずっと土手で仁王立ちしている。完全に我々は二匹によって通せんぼされてしまった。さてどうするか。車に戻らないことには帰れないから、あの立ちはだかる犬どもを突破しないことには帰れない。もうこの先にあるはずの公園とか小さくなってしまった自転車おばさんのことなどどーでもよくなってしまった。とにかくどうやって車に戻るか。
その時背後からランニングお兄さんがやって来た。あの人と一緒に一気に駆け抜けてしまえば大丈夫かもしれない。しらばっくれて勢いで走り抜けてしまおうかなどと思うが,ほんの少し躊躇しているうちにお兄さんは犬の脇を走り抜けてしまった。犬どもはお兄さんが近づくと脇によけて道を空けてやり、そのままこっちをじっと見ている。ジャンパーのポケットに石を詰めた。遠くまで飛ぶように大きめの石を選んだ。さらにコントロールが利くように手袋を外し左のポケットに詰めた。もう行くしかない。土手を河川敷側に降り,一気に走り抜けることにした。もし何かあってもこの先にラジコンおじさん達がいるから,何かの時はなんとかしてくれるだろう。土手上に犬がすっと姿を現した。まるで戦国時代の絵図。あっちは一気に土手を降りて責めてくるのか。右手に石を握りしめる。犬の真下を通り過ぎる時。「ワン、ワン」と二度吠えた。とりあえず握りしめていた石を投げつけるが、まったく届かなかった。一目散に走り,ラジコンが飛ぶ中も走り抜け、犬の姿が見えなくなったあたりで土手に戻ると前方に停めておいた車が見えた。ポケットに詰めた石ころを捨てながら歩くと,折り返して来たさっきのランニングお兄さんとすれ違った。