バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

足りないくらいが調度いいって、わけがない。

2011-12-03 15:18:49 | Badminton
 今年最後のサタデークラブが終わった。
 ほぼ同じ顔ぶれが集まるけど,月に一回か2回の練習だから、いつまでたってもうまくならない。学年の幅も広いから,一律で教えるのも難しい。だからとにかく打つ楽しみを味わってもらおうと,打ち続けることがメインテーマとなっていた。しかしひょんなことから一人の子にラウンド側に下がるフットワークを教えたら,意外にも良く話を聞き,何回か練習したら下がりながら打てるようになり,本人の満足げな顔。これが火をつけましたよ。よし、では次の練習は思いっきり本格的に教えちゃおうって。
 こういう時,指導者と子どもの気持ちがシンクロしないで一人で空回りすることがある。しかし今日は違っていた。最初の説明から聞く。真似してやろうとする。そこでグループ分けしたら、「試合やりたーい。」ちょっとまて。じゃこれを打ち返してごらんとサーブを高く上げると,一球も返せない。だからさっき練習したフォームとフットワークで打てるようにしようと言うと,納得したようなしないような。神妙な顔して列に並んだ。しばらくノック練習すると,全員がほんの少しずつ整ってきた。他のグループも指導者が同じ練習を丁寧に繰り返してくれている。春だったら、まず集まって話が聞けない。夏だったら説明をきいても、我流で打とうとする。秋だったら同じ練習にはすぐ飽きてしまう。なぜ今日は全員が落ち着いて練習できたのだろう。
 残念なことに,次回は一ヶ月以上先。こういうタイミングがあわないんだよね。