バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

ちょっと○○な気分

2012-11-18 17:25:36 | Badminton
 サタデークラブ希望者に、市民大会まで1時間の延長練習を組んでいる。
 それは、右も左もわからない状態でサタクラ生が大会に出場することが多々あるから。せめてルールを把握し、サービスを打つ位置くらいは間違えないでほしい。できればシャトルを相手に渡すときにネットの下で手渡ししないでほしい。もっと言うと、コートに入るときや、審判に礼をし、そして相手に礼をする。こんな最低限のマナーを身につけてほしい。そんな理由から、大会参加希望者には、試合のためのいろいろを覚えてもらうために延長練習を組んだ。
 そうしたら、試合に出るわけでもないけど練習希望してきた子もいた。まあ、それも良し。ということで、昨日は1時間マンツーマンでのみっちり打ち合い。
 最初はとにかく長く打ち続けることが目標となる。回数を数えると上達が目に見えるから、その後のやる気にもつながる。だから指導者側としては、子どもが打ちやすい場所に、返しやすいシャトルを打ち続けることに神経を注ぐことになる。この子は山なりで真上から落ちるシャトルより、直線のシャトルに対してミスが多い。初心者だと、ドライブやドリブン系の直線のシャトルを打ち返す方が得意な場合が多い。それは、たいてい初心者は腕を縮めて低い位置で、布団たたき握りでひっぱたくようにしてシャトルを打つから。まっすぐ向かってくるシャトルの方がコルクにヒットしやすい。
 でもこの子は違った。しっかり頭上でシャトルを捉えている。ではもしかしたらこれもできるかもしれないと思い、前に落としてみた。
 頭の上で、できるだけ高い位置でシャトルをキャッチする練習。そして左足で床を蹴ってから右足を大きく出してネット前のシャトルを捉える練習。この2点をサタクラで全員にノック練習しておいた。ということは、ちょっとコツをつかめば前に落ちるシャトルにも反応できるかもしれない。こうやって打ち続けること1時間。20回以上続けて打てるようになった。
 
 隣のコートでは、手伝いに来た中学生になった元サタクラ生が1年生と打っている。
 そういえば、この子と数年前ここで同じことをした。
 初心者の彼女に続けて打とうと促し、20回打ち続けることができた。それがきっかけだったかどうかはしれないけど、その後その子はジュニアに入部し、本格的に練習することになった。
 
 さらにその隣では、小学生のときにやんちゃし放題だった元川間ジュニア生が、1年生を褒めながら打っている。

 笑っちゃうね、この光景。