水の門

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歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
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11月を感じる曲

2005年11月19日 18時34分06秒 | 季節にあわせて
もう紅葉もぼちぼち終わりかけ、落ち葉の季節ですね。
この秋は私的な頼まれ事で忙しく、とりたてて行楽などには出掛けませんでしたが、2週間前に小淵沢に足を伸ばしてランチした後、コーヒーを飲んだ所(写真)がちょうど紅葉の見頃で、いい息抜きになりました。
晩秋から初冬にかかる今時分に聴きたい音楽、あれこれ考えました。
初めはこの11月の御題、ちょっと枯れた声のアコースティックなロックにしようかとも思ったのですが、じっくり聴き直してみると意外に今の心境に合わない。ジャズも思ったほどしっくり来ない…。
5月、6月とベタベタ路線に走ってしまったので、夏以降はもう少しスマートにいこうと色々趣向を凝らしてきたつもりですが、ここで再びムクムクとベタベタ路線への誘惑が頭をもたげてきました(笑)。
と言っても、武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」だったんですけどね。もちろん嫌いな曲ではないんですが、尺八の“ふゅ~~オォォーー!!”というフレーズなどは聴く人を選びそうなので、寸でのところで踏みとどまりました。
でもせっかくだから武満を聴いてみようと思って、久々に『武満徹全集』を引っ張り出してきました。
改めて裏ジャケを眺めると、結構、秋の曲あるんですね。「秋庭歌 一具」「秋」、そして今回選んだ「ア・ストリング・アラウンド・オータム~ヴィオラとオーケストラのための」
解説書には、この曲は武満作品の中で「最も協和的でロマンティック」と書かれてあり、確かに程よくメランコリックで重層的なアンサンブルが紅葉のグラデーションのように美しい作品です。

★来月はこの御題はお休みします。でも“クリスマス”として何回かエントリーする予定だから、同じことか(笑)。
コメント (4)
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