水の門

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歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
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短歌&俳句・七首

2010年01月22日 18時16分37秒 | 投稿歌
先ほど、来月十日締め切り分の歌稿を投函してきました。
テーマは「短歌&俳句」。今回このテーマにしたのは、一首目の決意を先生に伝えて、今後の赤入れに反映させてほしかったからです。
しかし、結社の方は殆どが文語体を使っていらっしゃいます。歌誌を読んでいて影響されないわけはありません。それに、文語は助動詞が豊富なため、五七五七七のリズムで字足らずになった場合、ちょっと足すことで簡単に韻律を整えられ、かつ語尾表現も多様になるので、とても便利なのも事実。いざ決心してみて、口語短歌の難しさを改めて感じています。
さて、今後の作歌はどうなっていきますことやら…。


身も蓋もない腰折れを取り繕う文語かぶれをやめると決めた

「お勉強してるの」と訊かれ絶句する私が詠むのは呼吸と同じ

「お~い!お茶」中学生の老練な句に舌を巻き一本求む

「プロポーズ受けてワキまでもらい泣き」《ワキ》は《周り》と母の譲らず

夢のなか監視されつつ詠む歌の拘泥するほど語のほどけゆく

アクセスを稼ぐゲームに憑りつかれブログに吐き出すうた数知れず

待合で手帳を開き手が止まる携帯短歌に慣れた身ゆえに


(2010年2月10日締め切り分、『樹海』2010年4月号掲載予定)
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