父が亡くなってかれこれもう四年以上が過ぎた。父は好奇心旺盛で興味の湧くままに次から次へと物を買い漁る癖があり、父の死後にその独り住まいを処分するため片付けるのも結構骨が折れた。大方のものはゴミと化したのだが、いくつかは貰ったものもある。そのうちの一つがスパイスである。内訳は、ローレル、サフラン、タイム、ローズマリー、シナモン、クローブ。
そうは言っても料理の不得手な私のこと、なかなか使う機会を作れず持て余していた。ローレルはたまに洋風の煮込みなどを作る時に少しずつ消化している。父の死んだ年の暮れに乳がんが見つかった私は翌年からホルモン療法を始めたので、通経作用のあるサフランはあまり好ましくないと判断し、程なく捨てた。タイムは朝にチャチャッと作るお弁当に入れる炒め物などに胡椒代わりに投入し、彩りのくすんだおかずに仕上げていたが(苦笑)、瓶の蓋が壊れてしまって保管に不便になったため廃棄。それ以降のお弁当の炒め物にはローズマリーを使っている。シナモンとクローブは、お菓子とか紅茶に使う素材なんだから、甘い卵焼きに入れてもいいじゃん!と勝手に決めつけて、自分一人炊き込み御飯に載せる卵焼きに混ぜて、母に嫌がられていた。けれど、弟が一緒に住み始めてからはそんな変な卵焼きを載っけるわけにもいかず、しばらくシナモンとクローブは出番が無かった。
昨年の四月から、私の通っている教会で毎週のお昼御飯の当番の体制が変わり、以前よりも頻繁に当番が回ってくることになったので、最近もまた【クックパッド】をよく見ている。弟が調達した賞味期限の迫ったハチミツもあったため、それ+シナモン&クローブの消化には飲み物かな~?と思ってクックパッドで検索すると、色々出てきた。チャイ系が多かったがコーヒーも何品かあった。そんな中から一番手間のかからなそうなコーヒーのレシピを一時マイフォルダに保存していたのだが、外してしまったので今ではどれを参考にしたのかは分からない。私の記憶にあるのは「爆弾コーヒー」という名前……でも、検索してもそんなレシピは存在しない。飲んでみて「うわぁ!爆弾だぁ~〜Σ('◉⌓◉’)」と思って、勝手に命名してしまったのかもしれない。
作り方は至って簡単。コーヒーフィルターにコーヒー豆を通常量さじで入れ、それにシナモンとクローブを適量振りかけてお湯を注ぐだけ。クローブの量が多いと爆弾指数が上がる。何でも、クローブは催淫効果があるとかで、初めの頃はクラクラきたよ。だけどだんだん慣れてきた。怖いなぁ。いずれ中毒になるのかなぁ。
今回は、ミルトン・ナシメントの『Milton』(Verve)より、その名も「Cravo E Canela (Clove And Cinnamon)」を。曲調は、酩酊してるとまでは思わないけれど、ドライヴ感はある。セルジオ・メンデス & ブラジル'66にも「Cinnamon and Clove」という曲があるけれど、どうも別曲のよう。うーむ、シナモンとクローブ奥が深いですね。。。
<2016.3.4 修正>ミルトンの「Cravo E Canela」をセルメンのCinnamon and Clove」と別曲と書きましたが、どうも元々はミルトンの作曲の同じ曲のような情報も見つかりました。(だいぶ曲調は違って聴こえますが……)引き続き調べます。
そうは言っても料理の不得手な私のこと、なかなか使う機会を作れず持て余していた。ローレルはたまに洋風の煮込みなどを作る時に少しずつ消化している。父の死んだ年の暮れに乳がんが見つかった私は翌年からホルモン療法を始めたので、通経作用のあるサフランはあまり好ましくないと判断し、程なく捨てた。タイムは朝にチャチャッと作るお弁当に入れる炒め物などに胡椒代わりに投入し、彩りのくすんだおかずに仕上げていたが(苦笑)、瓶の蓋が壊れてしまって保管に不便になったため廃棄。それ以降のお弁当の炒め物にはローズマリーを使っている。シナモンとクローブは、お菓子とか紅茶に使う素材なんだから、甘い卵焼きに入れてもいいじゃん!と勝手に決めつけて、自分一人炊き込み御飯に載せる卵焼きに混ぜて、母に嫌がられていた。けれど、弟が一緒に住み始めてからはそんな変な卵焼きを載っけるわけにもいかず、しばらくシナモンとクローブは出番が無かった。
昨年の四月から、私の通っている教会で毎週のお昼御飯の当番の体制が変わり、以前よりも頻繁に当番が回ってくることになったので、最近もまた【クックパッド】をよく見ている。弟が調達した賞味期限の迫ったハチミツもあったため、それ+シナモン&クローブの消化には飲み物かな~?と思ってクックパッドで検索すると、色々出てきた。チャイ系が多かったがコーヒーも何品かあった。そんな中から一番手間のかからなそうなコーヒーのレシピを一時マイフォルダに保存していたのだが、外してしまったので今ではどれを参考にしたのかは分からない。私の記憶にあるのは「爆弾コーヒー」という名前……でも、検索してもそんなレシピは存在しない。飲んでみて「うわぁ!爆弾だぁ~〜Σ('◉⌓◉’)」と思って、勝手に命名してしまったのかもしれない。
作り方は至って簡単。コーヒーフィルターにコーヒー豆を通常量さじで入れ、それにシナモンとクローブを適量振りかけてお湯を注ぐだけ。クローブの量が多いと爆弾指数が上がる。何でも、クローブは催淫効果があるとかで、初めの頃はクラクラきたよ。だけどだんだん慣れてきた。怖いなぁ。いずれ中毒になるのかなぁ。
今回は、ミルトン・ナシメントの『Milton』(Verve)より、その名も「Cravo E Canela (Clove And Cinnamon)」を。曲調は、酩酊してるとまでは思わないけれど、ドライヴ感はある。セルジオ・メンデス & ブラジル'66にも「Cinnamon and Clove」という曲があるけれど、
<2016.3.4 修正>ミルトンの「Cravo E Canela」をセルメンのCinnamon and Clove」と別曲と書きましたが、どうも元々はミルトンの作曲の同じ曲のような情報も見つかりました。(だいぶ曲調は違って聴こえますが……)引き続き調べます。