LUNACY

cygnus' blog

『イドメネオ』@藝大奏楽堂

2009-10-11 00:33:47 | ピアノとクラシック
藝大オペラ第55回定期公演
プログラム表 裏表紙

この日記に何回か登場した(=オイラがファンしている)、山本耕平クンがタイトルロールということで、行ってきました☆
先月の受賞記念公演は行けなかったしね。


東京藝大も美術学部には、美術館とか大浦食堂とか(笑)、何度かキャンパスに入ったことあるのですが、音楽学部は初めてです!
この中の奏楽堂(写真)で開催です。

ぴあでチケット取ったのだけれど、よりによって、最前列しかもセンター寄り(爆)。
舞台上のみなさんを、ガン見状態でした(笑)。


『イドメネオ』は、モーツァルト作のオペラ。
ギリシャ劇になるのかな?
イドメネオ王、イダマンテ王子、イリア姫(捕虜の王女)、エレットラ(別の国の王女)。
イドメネオとイダマンテの親子愛と、イダマンテとイリアの恋愛(エレットラの嫉妬)の物語。

んで、本日10日は、Aチームの公演。

オメアテの耕平くん。
優男というか線の細い王子様.....じゃなくて王様だぁ~(笑)。
でも、体型なんだから、気にしない気にしな~い(笑)。
それに古代ギリシアにだって、こんな華奢な-それこそ草食系イメージの(笑)-王様いたに違いないはずなんだから。

衣装の裾を引きずること気にしていたみたいだけれど、オイラ的には引きずってもいいのでは? と思いながら見てました。
命からがら逃げてきたり、苦悩に溢れて逍遥しまくる王様なんだから。
怪我しない程度に(笑)してくれればOKだよね、と。そんなことより役にのめり込んで欲しいし(o^-')b。

んで、歌は、やはり上手いし、本当に丁寧だよね~。
ただ、優しい王様なので、優しい綺麗なテノールなのはいいのだけど、荒々しいというか威厳が、あと2~3ミリくらい欲しいかな(超ゼイタク言ってますm(__)m)。
まぁ年齢が解決する問題なのだろうね。齢重ねたら多分余裕で大丈夫だと思う(笑)。


演出で思ったのは、イダマンテ王子のタッパ低いんだから、舞台のステップの上や、階段ももう一段上でお芝居&歌唱させたほうがよくない? ってところありかな。

イリア姫。
後半(というかクライマックス)になるにしたがって、盛り上げてくるタイプかな? 好きです。

コーラス。
通し役のみなさんもそうなんだけれど、みんな学生だから、声が若い若い。
ピチピチしているね~(爆)。

オーケストラというか音楽。
モーツァルトの時代だけあって、ハープシコードがさりげなく効いてますね~(笑)。


んで、通し役のひとたち、みんな、もっとお芝居の立ち居振る舞いを、もっとオーバーにするくらいでOKじゃないかしら?(笑)
なんか、アッサリしている感じがあって....。
個人的な好みとしては、もっと湿っぽかったり、ベタベタでもいい感じがするのです~。かつて宝塚を見すぎたせいかな?(爆)
そのあたりがちょっと物足りないかな~?
オーバーでいいから、迫力優先のところがあってもいいかな~?みたいな。

それから、一回限りの公演だからしょうがないのだけれど、舞台公演ではつきものの初日現象といいましょうか。
各通し役のひとは技術的には出来ているのに、どことなく、そこはかとないバラバラ感も少し感じたかな~。


あぁ~なんか、ドンドン、ゼイタク言う観客になってる気がする~><。

<↑:10日の帰宅電車で書いた分>
<↓:11日丑三つ時(笑)の加筆分>

☆もちろん、今回も、第一幕第二場で、山本クンが出てくるときは、なんでかコッチがドキドキ冷や汗かいていて、逆だろ~!みたいな感じでしたが(笑)。
でも、もうその第二場後半からは、こっちも落ち着いたみたいで。
ハラの中で「ホラオラ、もっと来いよ~っ!こっちは準備できてるぞ~っ!」みたいな体育会というか野郎系な感覚がボクの中に芽生えてました(爆)。
まったく、自分で自分がワケわかりません(笑)。

☆演出と衣装について
う~んむ、ほんのほんのちょいとキリスト教の影響がなくない?気のせい?
キリスト教がこの世に生まれる前の話だから、一瞬、おや?と(汗)。
でも、古代ギリシアってあんな感じだったのかもね....。気にしないでおこう(笑)。
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