LUNACY

cygnus' blog

『彷徨える河』

2016-11-15 23:34:28 | 映画
シーロ・ゲーラ監督・脚本のコロンビア映画

第88回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
第68回カンヌ国際映画祭監督週間アートシネマアワード受賞
第45回ロッテルダム国際映画祭観客賞受賞
第37回サンダンス映画祭アルフレッド・P・スローン長編映画賞受賞

20世紀初頭と中盤に2人の実在した白人探検家の手記に触発されて作られた作品。

アマゾン川の奧に住む、先住民族の生き残り・シャーマンのカラマカテと、彼を水先案内人として頼る欧米人のやりとりで進むストーリー。
当然、アマゾンなので雄大な自然も描かれる、カヌーで進む河のロードムーヴィー。

文明批判の要素もあるけれど、ただ、とにかくそういう陳腐な言葉で語りたくない作品。
ストーリー中で、時間も行ったり来たりし、時間の感覚への問いもあるのかもしれません。
何より、野生の蛇や虎といったものの生き様の挿入がまたいいのです。
そして、この作品は、モノクロで正解なんだと思うのです。カラーにしたら、映画からのメッセージが台無しの気がします。

あと、フランシスコ・コッポラの「地獄の黙示録」と、雰囲気が似ているかも。

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「速水御舟の全貌―日本画破壊と創造―」

2016-11-15 23:14:31 | 美術展・博物館
山種美術館
休日だったせいもあるのだろうけれど、たくさんの人出でちょっと驚きました。
日本画愛好家って結構いるんですねぇ。あ、某番組のせいかな?

さて。
キモの、炎と蛾の絵はソコまで萌えなかったのですが、それ以外で、結構ツボりました。
屏風絵《名樹散椿》とか。《白芙蓉》が、一番好きになりました。
《牡丹花(墨牡丹)》は、以前も見ていたのですが、やはりいいですね。

あと、実験的な作品(と言っていいのかな?)も多くて、そういう人だったのかというのも勉強になりました。
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