幼保無償化とはザックリこういうことなんですね(下の図)。
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1:認可・認定された保育園・子ども園と幼稚園に通う3~5歳の子が対象で全額無料。
2:無認可保育所や一時預かり、ベビーシッターなどは上限付き補助金支給。
3:0~2歳児は非課税世帯のみに適用。
私の子ども2人も今では一人前の大人になり、
そのうち一人は結婚して子どもを産んだりしていますが、
0歳児から小学校に入学するまで、ずっと保育所にあずかってもらっていました。
当時でも2人の子どもの保育料の合計は○万円レベルの高い額で、
その数字を見るたびにムカムカしていたものです。
幼保無償化は働く親たちにとってどんなにホッとするものでしょう。
(それが鞭の消費税に対する飴効果を狙ったものだとは言え)
アベ首相、辞める前に一つぐらいはいいことするなあと思い、
いくつかの記事を読んでみました。
しかし、親たちの喜びの声はあんまり伝わってきません。
逆にプンプン怒っている人がたくさんいるじゃありませんか。
(なんで怒ってんの?)と読み進むと、その訳がわかりました。
保育所に絞ってみると、
その1:認可保育所に入れた世帯はいいが、入れなかった世帯は、事故の割合が認可の20倍という悪条件の無認可施設に預けざるを得ない。その無認可の場合、全額無償の対象から外れるという踏んだり蹴ったりの理不尽さ。税金は同様に払っているのに!
その2:補助金が出ることで働きたい親は増えるだろうが、認可保育所が増えない限り、待機児童数がますます増えるだけである。保育士の数も日本は世界一足りない。まず、保育所を作り、保育士を増やすべきだろう。
その3:経営者側が補助金給付に便乗して利用料を値上げするケースが目立つ。補助金は国から出るとは言え、元々は税金。消費税を上げて給付金にまわしたら、経営者がこれ幸いと便乗値上げって、余りにも卑しいんじゃないですか。
とまあ、ざっくりこんな感じです。
しかも、今回の無償化は諸外国が実施している「幼児教育の無償化」とは
かけ離れたただのバラマキ。
いつものアベさんの手法が遺憾なく発揮された感満載です。
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