辺野古新基地建設の総工費は当初予定3500万円だったのが9300万円に、
2022年、またはそれ以降と言っていた普天間返還は2030年代後半に
超大幅変更されました。
海底にマヨネーズ状地盤があることを専門家に指摘された後、
ずっと沈黙していた防衛省が初めて公式に発表した内容です。
安倍政権はいつも
「辺野古新基地建設は普天間返還とセット」だから
一日も早い普天間の危険性除去のために何が何でも辺野古だと言いますが、
もし辺野古に基地が作られたとしても、
それが米軍の要求する普天間代替条件に合わなければ普天間は返さないよ、と
米軍は明言しています。
にもかかわらず、日本政府はそれについては黙して語らず
(稲田元防衛相がうっかり口を滑らせたけど)
今もなお、
「とにかく辺野古に基地さえ作れば普天間が自動的に返還される」と
日本国民を欺いています。
政府の嘘にはもう慣れたと放置するわけにはいきません。
もし、国民が諦めたり、放っておいたりしたら、
県民の民意は踏みにじられ、
ジュゴンは殺され、サンゴも死滅する途方もない自然破壊を
目の当たりにしなけれなならない
沖縄の人たちの気持ちはどうなりますか。
それでなくても、日本の国土の0.6%に過ぎない沖縄に
日本国全体の米軍基地の70%以上が集中している異常は
日本国民の責任において正されなければならないものです。
最近、現役海兵隊員(中堅クラス)が論文で、
米軍がいくら沖縄に基地を置いても
中国の軍事力を前にしてはやっぱり弱い、と発表したそうでですね。
じゃ、結局何のために基地建設にしがみ付いて
本当に完成できるかどうかも分からない工事を続けているのかと言うと、
やはり、利権以外には考えられません。
第一区はスガ官房長官の息子のいる大成建設と
国場幸之助自民党議員の実家の国場組が名を連ね、
第二区は下地幹朗(維新)の実家大米建設が落札。
他にも献金やなんやと、実にみごとな顔ぶれです。
12年も工事が長引くことになれば
どれほど 利権を貪ることができるでしょう。
利権がらみの政治家は笑いが止まりませんね。
資料:
「辺野古」完成まで12年 総工費9300億円で当初想定の2.7倍に 政府が見通し
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