久しぶりに気分がいいニュースだ。
「裁判で真実を明らかにする」とよく言われるが、
裁判で真実が明らかになることなど、ほぼほぼない。
法廷という箱の中で原告・被告双方の弁護人が言葉による論述ゲームを展開し、
勝った弁護士側が勝訴するというのが一般的な裁判だ。
さらに、辺野古新基地建設工事差し止め訴訟などは
弁護士による弁論を真面目に聞くこともなく、
はじめから司法の独立をかなぐり捨てて国側に従う裁判官だったため、
沖縄県の人たちの思いと地方自治の自立性は司法によって簡単に踏み潰された。
近年はこうした行政の言いなり判決がとても多いので、そのたびに気持ちが暗くなる。
今回の橋下徹による名誉棄損訴訟は、行政との対峙ではなかったので
原告側・被告側の論述が対等に展開できるものだった。
被告の大石あきこ側弁護士、弘中惇一郎氏の論述の見事さが
勝訴という結果になったんだなとYouTubeの動画(下)を見て私は思った。
しかし、この弘中弁護士は今まで裁判の判決で
「勝訴」の垂れ幕を掲げた経験がないと言って、
ちょっと照れ臭そうだったのが可笑しかった。⤵
大石あきこさん、一度、大阪市淀川区十三で街頭演説していたときお見かけしたが
そのときの言葉の選び方と今は全く雲泥の差だ。
国会議員になって、本当に成長したなあ。
でも、大阪府職員だったとき、頭から押さえつける橋下徹知事(当時)に
真っ向から論戦を挑んだ心意気はそのままだ。
これからもまっすぐな人でいてほしいと心から願う。
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