さて、今日はダンスとフォーメーションについて。
これはあくまで、素人から見たときの印象ですが、以下のような感想を持ちました。
1.振り付けはえらく簡単になった。
2.フォーメーションも、余り複雑なことはしていない(特に全体曲)。
3.運動量も今までのセットリストに比べて、極端に少ない。
特に今回の公演でがっかりしたのが、2について。AKBと言えば、“複雑なフォーメーション”が売りの一つだったはずで、実際、B3rdやK4thでは、ものすごく複雑なことをしています。上手にいた子があっという間に下手に移動したかと思うと、いつの間にかセンターで歌っていたり。センターと上手・下手では全く違うことをやっていたり。
しかし、今回のセットリストでは、あまり移動はせず、その場で歌う曲が多いように思います(※1)。しかし、これはある意味予想していたことで、仕方がないことだとも思っています。それは以下の理由です。
●6期生の研究生でもフル出場出来るようにするため。
●あまりレッスンに時間を割けない外部事務所所属メンでも、すぐに対応出来るようにするため。
今回、6期生を全面に出していこうとしている印象を受けましたが、まだステージ経験の無い6期生でもフル出場できるぐらいのレベルというと、これぐらいかな、という気がします。また、今回“ダーマエ(前田敦子)”や“まいまい(大島麻衣)”がいきなりフル出場していて驚いたのですが(※2)、これも、今回ぐらいのレベルなら、彼女たちなら短い時間でマスター出来るでしょう。
そして3について。ダンスについては素人なので、本当に難易度が低いのかは分かりませんが、運動量についてなら分かります。なぜなら、
●汗をかいている子がほとんどいない、ましてや汗だくの子は(私が見た限りでは)1人もいない
からです。例えば、B3rdやK4thでは、最初の4曲を終えた時点で、既に汗だくになっている子が何人もいます。しかし、今回のセットリストではそういう子はいませんでした。これは、もしかしたら今までのセットリストの中で初めてのことかもしれません。これも多分、以下の理由だと思います。
●外の仕事に影響が出ないように負担を減らした
●久しぶりに3回公演に出演しても対応出来るようにした
あまり激しくて負担のかかるセットリストだと、筋肉痛になったり、ケガをしたりして、外の仕事に影響が出てしまう恐れがあります。劇場公演なら休演することも可能ですが、外の仕事は休むわけにはいかないでしょう。もしかしたら、外部事務所の意向も入っているのかも知れません。
外部事務所メンばかりが残った時点で、今回の事(ダンスとフォーメーションの簡略化)はある程度予想出来たことで、仕方の無い面もあります。
しかし…今までの劇場公演を見てきた者としては、かなり残念で寂しい気がします。例えば、AKBを初めて見たのがA 5thで、「AKBって、この程度か」と思う人がいるかもしれませんし。
また、それほどレッスンしなくても、こなせるようなセットリストをやっていても、メンバー自身が成長出来ないと思いますしね。
まあ、まだA5thは始まったばかりなので、今後、どのように変化していくのかに注目したいと思います。
※1…その場で踊るだけなら、一人でも練習できますしね。
※2…外の仕事が忙しくて、とてもじゃないけどレッスンする時間がないだろうから、てっきり部分出場だと思っていた。