夕焼けのそばにいて
今日はあの娘にしよう 駅でよく会う娘
遊園地でデートして ソフトクリーム食べようかな
~『脳内パラダイス』より~




 さて、前回に引き続き、総選挙について思ったことを…。今年の総選挙関連についてのエントリは、これで一旦終わりにする予定です。


◆箱推し ~姉妹グループの事情~

 姉妹グループのファンは「自分の推しにそのまま投票していたら、(松井JR以外)共倒れになる危険性がある。だから、自分の推しは二の次にして、ランクイン出来そうなメンバーに票を集めないといけない」という意識が強いようです。そしてそれは、「速報でランクインしたメンバーに票を集める」という作戦に繋がってるようです。

 実際、速報で圏外で、最終でランクインしたメンバーの内訳は以下です。

  AKB48…5人
  SKE48…0人
  NMB48…2人
  HKT48…0人
  OG  …1人

 ちなみにNMBで圏外からランクインしたメンバーのうち、吉田朱里については、1人のファンが速報以降に数千票単位で投票したことがほぼ確実となっているので、特例と言えると思います。SKEやHKTは0人なので、いかに姉妹グループのファンが速報メンバーに票を集中させているかが分かります。


 今年の総選挙では、速報で姉妹グループのメンバーの予想外の順位が続出しましたが、上記のような状況を考えると、そりゃあ、速報に必死になりますよね。


 もし本店(AKB)にもそういう意識がもう少しあれば、岩立沙穂は最終でもランクイン出来ていたでしょうね(※1)。


◆消えた投票券(権)の行方

 今回の総選挙は、劇場盤にも投票券が付いたということで、「握手会の部数が多い子、かつ完売させている子」が圧倒的に有利でした。実際、上位のメンバーのほとんどは、握手会の部数が最大(20部)で、なおかつ完売させている子でした。


 ところが、最大部数の握手券を完売させているにも関わらず、ランクインしなかったメンバーも数名います。代表例は14期生の小嶋真子と岡田奈々で、速報も最終も圏外でした。


 彼女たちがランクインしなかった理由は、ほぼ予想が付いていて、「まだ入ったばかりなので、新しもの好きの人がお試しで買った」というのと、「大量買いをした人が、CD代に充てるために、投票券をオークションで売っぱらった」というのが大きな理由だと思われます。


 特に後者の理由が大きいでしょうね。私も小嶋真子の握手の列に並んでいる時に、「今回(小嶋真子の握手券を)50枚買っちゃったけど、投票券を売っぱらったので、だいぶ負担が少なかった。」というような会話を2回ぐらい耳にしました。


 で、今回ちょっと気の毒だったなあと思ったのが、握手券が完売していることで、メンバー自身が期待してしまったり、逆にプレッシャーを感じてしまったりしたこと。例えば小嶋真子は、Google+で「速報で名前が呼ばれなかったらどうしようという不安がすごくありました。」と書いていました。


 入ったばかりの研究生が「速報に入れるかなあ」ではなく、「入れなかったらどうしよう」と思うというのは、ちょっと異常な状況だと思います。そしてさらに、総選挙後のモバメで以下の様な内容を送ってきました。


 「速報で入らなかったとき たくさんの人に『なんで?』って言われました。」
 「こんなに注目されてるのに 何で入らないの? ってたくさん言われたから 悔しかったです。」


 これはちょっとデリカシーの無い、酷い言い方ですよね。彼女に原因があるわけでは無いのに。恐らく彼女は「知るかよ!ってか、お前らがあたしに入れずに、投票券売っぱらったのが原因だろうが!」と反論したかったんじゃないでしょうかね(パク)。


◆来年の総選挙は…。

 さて、少し気の早い話ですが、来年の総選挙はどうなるんでしょうかね。超選抜メンの中には、「今年が最後のつもり」と言う子も少なくありませんでした(※2)。さらに、指原莉乃が1位となったことで、「人気投票というよりは、ネタ的に面白い子投票になってしまった」とか、「スキャンダルを起こした子が、結果的に目立ったこともあり、上位にランクインするという、歪んだ形になった」という印象が強くなった選挙でもありました。


 一般の人やライトなファンの人にとっては、イベントとして面白かったとは思いますが、濃いファンの中には少し冷めてしまった人も多いのではないでしょうか?


 さらに、「劇場盤にも投票券を付ける」という、いわば禁じ手を使ってしまったため、投票の仕組みを相当変えない限り、来年は投票数が減ることになると思います(※3)。そうすれば、「AKBは落ち目になった」という印象を与えてしまうので、来年の総選挙は、例年にもまして、開催自体が微妙ではないかと思っています。


※1…彼女に投票したこともあって、返す返すも残念だったりする…。
※2…まあ、これは「ファンに投票させるために言っているだけでは?」という意見もありますし、去年「今年が最後のつもりで…」と言っていた大島優子は何食わぬ顔で今年も参加しましたけどね(パク)。
※3…実際、「総投票数が間違いなく減ったはず」と言われているリクエストアワーは、なぜか今年は投票数が公表されないことになりました。



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