キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

映画 精神

2009-07-29 06:37:33 | Weblog
25日(土)に想田監督のドキュメンタリー映画 『精神』 を
見に行ってきました。

前回の 『選挙』 も是非見たかったのですが、都合がつかず
見ることができませんでした。

今回は絶対に見ようと思いネットで上映館を探しましたが、
上映しているところはは、デイア・ドクターよりずっと少なかったです。

大阪の十三にもあったのですが、想田監督の舞台挨拶もあるという
ことで 『京都シネマ』 まで行くことにしました。

主人には、「エッ! 京都まで行くん。しょうもない止めとき」
と言われたのですが、それをものともせず出かけました。(笑い)

「暑いからかわいそう。」(?)と言ってマイ夫は、鳳駅まで
車で送ってくれました。そして、帰りも迎えに来てくれました。
いい人です。(笑い)

映画は、メンタルな病気の人にインタビューをしてそれを映像化して
いくという形で進められています。

見ていて、悲しくなって自然に涙が出る時も・・・。

人が生きていく上で病気は、つきものです。怪我などは手術すれば、
完治しますが、精神的な病気は治った・治っていないの境界が
難しく、時間がかかるような気もしました。

でも、でも、登場した方は、皆さん必死で生活されていました。

辛い病気と闘い、前向きに生きる姿に 『がんばって!!』 と応援
したくなる感情が生まれてきます。

そんなドキュメンタリーでした。

記念に買い求めた冊子には、素晴らしい詩が何篇も載っていました。

その一篇を紹介すると、

       サボテン

           美咲

  私はとても怖がりで 傷つく事を恐れるあまり

  体中に刺をつけました これでもう私に触る者は無い

     でも、知ってしまったんです

  その刺は人を傷つける事もあるのだと

     私は途方にくれました

  そして、私は光を嫌い 水さえ拒み 一人で生きて行く
  
  でも そんな私に花が咲き それを見た人が微笑んでくれたのです
  
  私は本当にうれしくて 何度も々頭を下げました

     それだけで十分だったのです
  
  刺をつけ 光を嫌い 水さえ拒み 一人で生きて行く

   けれど 何年かに一度

       花をつけた その時だけで良いのです

  私に微笑みという名の幸せを頂けたなら



     私はもう十分なのです


想田監督は思っていたよりずっとお若く、御自分の経験も語っておられて
爽やかな青年という感じがしました。

『こらーる岡山』 は奥様のお母様の関係でお知りになったとか・・・。
この映画が出来上がるまでの過程も話してくれました。
また、映画の製作にあたっては、奥様も重要な役割をされていました。

登場人物にモザイクをかけなかった理由もよく分かりました。

買い求めた本のサイン会の席の横には奥様もおられました。

そして、重いものをかかえて帰って来ました。

でも、でも 楽しいことをいっぱいして、いつも前向きに
生活しなくっちゃぁ~。と自分の心を奮いたたせました。


今日の写真



『精神』の映画のパンフレット



精神しょうがい体験者がつくるメンタルマガジン
とありました。(サボテンの詩もこの中に)



想田監督著の『精神とモザイク』



京都シネマのあるビルのアクタスでハーブティー
が1杯分作れるティーポットとフラグレンスウォーターを
買い求めました。














コメント
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