読書記録、フィットネスジムつれづれ

10年以上なる読書記録
運動キライなのになぜか通ってるジムのあんなこんな。

『横道世之介』

2010-01-17 15:15:00 | 読書
『横道世之介』吉田修一
読んで良かった!!
世之介のキャラがいい。お気楽、楽天的。
どこにでもあるばかみたいな日常も、かけがえのない一日。あいつといた時間は、楽しかった、と思い起こされること。

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『船に乗れ! Ⅲ合奏協奏曲』

2010-01-09 15:48:00 | 読書
『船に乗れ! Ⅲ合奏協奏曲』藤谷治

がつっと心をつかまれた。
失ったもの。人の力ではどうにもならないもの。
きらめいた青春、仲間との一体感、音楽の美しさ。
あの時にこうしていれば 違った今があるはず。
でも戻らない時間。
ほんの一瞬の選択の差。
失ったものがどんなに大きくても 船は進み、揺れる。



☆伊藤がサトルに吹いた曲、ドビュッシーの『シランクス』

~シランクス(シュリンクス)とは下半身が山羊のかたちをしたギリシア神話の牧羊神パンが手にする笛で、たくさんの管を横に並べ束ね合わせた民俗楽器である。

こんにちでも世界各所にみられるが、ペルーやエクアドルなど南米諸国では、とりわけ好んで演奏されている。(中略)

さて、シランクスという言葉は、元来はギリシア神話の森の精(ニンフ)のひとりの名だったのだが、なぜパンの神が演奏する楽器が、シランクスとよばれるようになったのであろうか。

ギリシア神話によれば、パンの神は、ある日、たまたま目にしたシランクスを激しく恋するようになった。
しかし、ぶざまな半獣神の気持ちに応じることはシランクスにはできなかった。
なおも執ように求愛を続けるパンの追跡を逃れることができないと悟ったシランクスは、水の精ナイアドに頼み、みずからの姿を川辺に生える葦に変えてもらい、やっと難を逃れた。

しかし、満たされぬ恋の想いを捨て去ることができなかったパンは、その葦を切り取り、パンの笛を作り、それを奏でては自分の痛む心を慰めたという。](新編世界音楽全集 フルート名曲集Ⅱより一部抜粋) ~



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09,12月読書まとめ

2010-01-05 10:41:00 | 読書
12月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2652ページ

風邪とごはん―ひく前ひいたひいた後風邪とごはん―ひく前ひいたひいた後
レシピ本。やわらかな光で撮られた料理とコメントが優しくて読んでるだけで癒される。タイトル通り、ひく前からひいた後まで合わせたレシピが載っててそれも嬉しい。
読了日:12月29日 著者:渡辺 有子
天才たちの値段天才たちの値段
「おさがしの本は」よりは読みやすかった。知識豊富で勉強になり楽しく読めた。ただ、やっぱり文体は苦手。わざわざ難しい言い回しや使わないような単語には知性を感じるけど、うっとおしいことも。でも、いい本。
読了日:12月27日 著者:門井 慶喜
算数宇宙の冒険―アリスメトリック!算数宇宙の冒険―アリスメトリック!
わかりやすく、とっつきやすいのかと思ったら、さっぱり何が書いてあるのか理解できませんでした(>▽<;;
読了日:12月26日 著者:川端 裕人
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
寒い日に温かい料理を出されたような、心があったかくなる作品。関西と関東の比較が興味深い。先が読めつつもじんわり安心して読める江戸人情話。次作も読みたい。
読了日:12月21日 著者:高田 郁
知的な大人へのヒント―人を惹きつけるインテリジェンスとは知的な大人へのヒント―人を惹きつけるインテリジェンスとは
まずは形から入ってだんだんと自分を磨いていく。表現の仕方のヒント。なかなか参考になりました。後半で「ん?」と思うところはありましたが、ただのマナー本ではなく、なるほど!と思うところ多数。女性向けかな。
読了日:12月14日 著者:林 望
かいじゅうたちのいるところかいじゅうたちのいるところ
映画化のニュースを聞いて読みました。もっと長いのかと思った。言葉もやさしいし、子供の想像力をかきたてる、いい本だと思った。かいじゅうはなんだかかわいい。
読了日:12月13日 著者:モーリス・センダック
船に乗れ!(2) 独奏船に乗れ!(2) 独奏
ものすごく引き込まれて読んでしまった。この筆力・・!青春と音楽のきらめき、美しさと苦しみ。3巻を早く読みたい!
読了日:12月12日 著者:藤谷 治
風が強く吹いている風が強く吹いている
再読。もうすぐ正月だから読んでおいた。最初はレース展開が気になって読み飛ばしてた部分を丁寧に読み込めた。感動!!
読了日:12月07日 著者:三浦 しをん
世界は分けてもわからない (講談社現代新書 2000)世界は分けてもわからない (講談社現代新書 2000)
難しい話を、身近な話題にからめて読みやすい。全体を知るために部分を調べる必要があるが、部分とは?切り取られた絵。鼻はどこまでが鼻か。見えないものが見える、空耳ならぬ空目。こうしたエピソードがラスト、科学者のスキャンダルにつながる構図。
読了日:12月03日 著者:福岡伸一
初恋ソムリエ初恋ソムリエ
軽くない内容を、ギャグまんがのようなテンポのいい会話と 淡々とした文体で進めていくところがツボにはまります。『退出ゲーム』から読むことをおすすめ
読了日:12月01日 著者:初野 晴

読書メーター



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