読書記録、フィットネスジムつれづれ

10年以上なる読書記録
運動キライなのになぜか通ってるジムのあんなこんな。

『小さいおうち』

2010-08-22 10:05:00 | 読書
『小さいおうち』中島京子

直木賞受賞作って、いつも「?」なのが多いのに、これは良書でした。

戦前、戦中の山の手の品のいい暮らし。
丁寧な言葉遣いが心地いい。

戦時下でもどこかのんびりと物語は進み、現代からみた認識の違いに驚きながら
丁寧な日常に引き込まれる。

美しい奥様と、旦那様の部下、板倉さんとの恋がせつない。

今がどれだけ平和で恵まれているか、深く胸にしみた。

最終章では泣けた。

・・なかなか上手く書けない・・。

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『ペンギン・ハイウェイ』

2010-08-05 21:58:00 | 読書

不思議。モリミー新境地?
大きくなったらくされ大学生になりそうな理屈っぽい小4の男の子が主人公。

モリミーも結婚して、夢いっぱい。
かわいい。

乙女も少年も、世界はどこもかしこも輝いてると信じてるところがいい。

子供の頃、世界は謎だらけでステキだったこと。
人はなぜ生きてるのか、死ぬってなんなのか、
世界の果てはあるのか。

お姉さんはどんな存在なのか。
また会えるといい。
ちょっとじんときた。




『ペンギン・ハイウェイ』は、わかりやすくいえば、郊外住宅地を舞台にして未知との遭遇を描こうとした小説です。スタニスワフ・レム『ソラリス』がたいへん好きなので、あの小説が美しく構築していたように、人間が理解できる領域と、人間に理解できない領域の境界線を描いてみようと思いました。郊外に生きる少年が全力を尽くして世界の果てに到達しようとする物語です。自分が幼かった頃に考えていた根源的な疑問や、欲望や夢を一つ残らず詰め込みました。(森見登美彦)

http://b.hatena.ne.jp/articles/201005/1203


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7月まとめ

2010-08-01 10:44:00 | 読書
7月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5291ページ

愛は苦手愛は苦手
「たこ焼き、焼けた?」「象を数える」がよかった。どれも前向きなラストになってるけど、そこはかとなく漂う閉塞感にちょっとムッとした。年齢を意識せず若々しい人も1人くらいいてよかったかも。評判いいけど私にはこの2点以外はもう少し描きこんでほしいと思ったし、展開にムリなのもあったり。男性の限界だなと思った。いつものお仕事小説の方がずっといい。
読了日:07月30日 著者:山本 幸久
日本経済新聞の読み方 2010-2011年版日本経済新聞の読み方 2010-2011年版
就活中の大学生は読め!!できれば就活前。遅くとも大学3年の初夏から。
読了日:07月30日 著者:日本経済新聞出版社
にょっ記 (文春文庫)にょっ記 (文春文庫)
うっかり笑ってしまう。にょにょっ記を先に読んだのですが、そっちの方が好み。これは下ネタが多めで男子向きかな?
読了日:07月30日 著者:穂村 弘
三銃士 下 (角川文庫)三銃士 下 (角川文庫)
大昔に読んだが三谷幸喜の人形劇がどれくらい違うのか確認。けっこー違うのに驚き。風俗や道徳観念が現代と合わないので「え?」と思うこと度々。結局銃士たちの敵はリシュリューでもイギリスでもなく、ミラディだった。
読了日:07月25日 著者:アレクサンドル・デュマ
三銃士 中 (角川文庫)三銃士 中 (角川文庫)
読了日:07月25日 著者:アレクサンドル・デュマ
三銃士 上 (角川文庫)三銃士 上 (角川文庫)
読了日:07月25日 著者:アレクサンドル・デュマ
落ちこぼれ、バンザイ! スヌーピーたちに学ぶ知恵 (講談社プラスアルファ文庫)落ちこぼれ、バンザイ! スヌーピーたちに学ぶ知恵 (講談社プラスアルファ文庫)
ピーナツの魅力解説と、肩の力を抜いた生き方指南。対談形式でさらっと読める。
読了日:07月25日 著者:河合 隼雄
パパゲーノ (ファンタジーコミックス―坂田靖子傑作集)パパゲーノ (ファンタジーコミックス―坂田靖子傑作集)
かわいい。正統派ファンタジー。なごみます。
読了日:07月24日 著者:坂田 靖子
ブンとフン (新潮文庫)ブンとフン (新潮文庫)
井上ひさし氏追悼コーナーで発見。最初に読んだのは中学の頃。おもしろくってお腹をかかえて笑った記憶があるけど、今回はそうでもなくすっかり今風のくだらない笑いに毒されている自分.。笑いの中にも井上氏の現代社会への警告がちらりと含まれている。
読了日:07月20日 著者:井上 ひさし
大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))
徳川家の、男女が入れ替わったパラレルワールド。良く調べてあるし、発想は買うけど何?て感じ。気持ち悪くて受け入れがたい。水野を解放するところは良かった。
読了日:07月16日 著者:よしなが ふみ
夏色ジャンクション夏色ジャンクション
なにが良いのかわかりません。前半の主人公の心の貧しさにうんざり。名古屋から回り道して青森まで行っといて山形近いのに先に横浜?。リサがノブに恋に落ちるのも強引。勇さんがなにか病気かと思ったら単に食べ過ぎ?食べ物の描写はおいしそうに書くからおもしろいのであって苦しくなるまで食べたらおもしろくもなんともないし。ラストはまあまあ読めました。
読了日:07月12日 著者:福田 栄一
美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる! (講談社の実用BOOK)美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる! (講談社の実用BOOK)
ウォーターソテーでお肉を焼いてる私には、フライパンは冷たいまま、というわけにはいかない。塩分量や切り方など、いっぱい参考になる。
読了日:07月11日 著者:水島 弘史
バラエティ・ギフトバラエティ・ギフト
読了日:07月11日 著者:坂田 靖子
鉄の骨鉄の骨
すごい緊張感。一気に読みました。業界の裏側が緻密に描かれ、しかもわかりやすい。自分がいかに社会のしくみに疎かったかよくわかった。おもしろかった!
読了日:07月11日 著者:池井戸 潤
夏の庭―The Friends (新潮文庫)夏の庭―The Friends (新潮文庫)
自分は大人だけど死というものを向き合って考えなかったかも。子供ならではの豊かな感受性で死と生きることをとらえ、考えさせられる。描写が細かいのが好感もてました。
読了日:07月10日 著者:湯本 香樹実
にょにょっ記にょにょっ記
後ろの著者紹介に「ほんのり笑って、気づけば爆笑」その通り!!電車で読んではいけない。
読了日:07月06日 著者:穂村 弘
恋する空港―あぽやん〈2〉恋する空港―あぽやん〈2〉
前作がほんっとうにおもしろかったので、楽しみに読みました。世相が暗くなってきてる分、前作より単純に楽しい、だけではなくなってるけど、じーんとくるところもあり、一気に読んでしまいました。
読了日:07月05日 著者:新野 剛志
あぽやんあぽやん
続編のために再読。再度読んでもおもしろい。空港の仕事への愛情が胸を熱くする。業界の裏側を覗けるのも楽しい。
読了日:07月05日 著者:新野 剛志
ベル デアボリカ(ASAHIコミックス) (あさひコミックス)ベル デアボリカ(ASAHIコミックス) (あさひコミックス)
おもしろーーーーい!ナンセンスものでさえも上質な映画のシナリオのようなストーリーがほの見えてましたが、まさに本領発揮。webではもう6話だったので読まないでおくけど続きが気になる!
読了日:07月04日 著者:坂田 靖子
自転車ぎこぎこ自転車ぎこぎこ
自分も自転車(ロード)乗りなので楽しく読んだ。りっぱなじーさんが心軽やかに楽しんでいる様子がいい。前作を読んでないのでそっちも気になってきた。
読了日:07月03日 著者:伊藤 礼

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