犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

任文桓②

2007-09-15 14:02:51 | 日帝時代の証言
 任文桓が京都から東京に向かおうとして1923年9月1日,突然,木造二階建てがきしみ始めた。関東大震災である。バウトクは東京行きを断念,京都のある工場で働き始める。そこにはすでに李という職工が働いていた。 まず,職場の人の呼び名を覚えることから始まった。旦那はん,おくさん,たいしょう(長男),ぼんぼん(次男),伊藤はん…,李どん,仙吉どん…。かんじんのバウトクは,「にん(任)どん」は呼びにくいから . . . 本文を読む
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