朴槿恵下野、１００万人集会

　１１月１２日に開かれた朴槿恵退任を求めるデモは、主催者側の発表によれば、なんと１００万人が集まったんだそうですね。

　もっとも、警察の発表は２６万人で、ずいぶん開きがあります。いくらなんでも違いすぎるんじゃないの、と思いますが、この手の数字はいつも大雑把ですね。

　２００２年、ワールドカップのとき、市庁前広場の街頭観戦も５０万人と報道されていましたが、あの広場に５０万人が入るわけがない。（ちなみに当時、私はそのすぐそばの事務所に勤務していました）

　マスコミも、今回の集会の１００万人という数字を記事にしています。

「１００万人デモ」、本当に集まった?(朝鮮日報)

　地下鉄の乗降客を根拠に、「100万人は誇張ではない」と書いているけれども、計算の仕方を見ても説得力がない。

　僕は、韓国お得意の「誇張」だと思います。

　慰安婦20万人とか、強制連行150万人とか、ちょっと考えればありえない数字を平気で主張しますからね、韓国は。最近では「日帝3500万人虐殺説」もありました(→リンク)。

　日本相手だけに限らない。民主化運動が弾圧された「光州事件」の犠牲者は、警察の発表が191人だったのに対し、運動団体側は2000～3000人を主張。なんと、10倍以上です。

　これに比べれば、今回の4倍はかわいいものかもしれません。

　ところで今回のデモは、８０年代の民主化要求デモなどとは違って、機動隊との衝突もないし、催涙弾が飛び交うこともない。なんの危険もないデモです。それだからこそ、こんなに多くの人が集まったんでしょうね。子どもを連れて、お弁当をもった、ピクニック気分のデモ参加者も目立ちます。

　それにしても、あの感情表現の激しさは何なのでしょう。あそこまで激する必要はないんじゃないかと思いますが。