写真:与党「国民の力」の安哲秀議員
1月20日付の『韓国経済新聞』(リンク、韓国語)によれば、与党「国民の力」と野党「ともに民主党」の支持率が、「3大世論調査」(全国指標調査(NBS)、ギャラップ、リアルメーター)ですべて逆転したそうです。
特に20日に発表されたリアルメーターでは、両党の支持率の差が誤差範囲を超えました。これは、尹大統領が12月3日に非常戒厳を宣布して以来、初めてのこと。
リアルメーター
政党支持率
国民の力:46.5%
ともに民主党:39%
(誤差範囲外)
政権支持率
現政権延長:48.6%
政権交代:46.2%
よく分からない:5.2%
(誤差範囲内)
韓国ギャラップ
政党支持率
国民の力:39%
ともに民主党:36%
(誤差範囲内)
国民の力:39%
ともに民主党:36%
(誤差範囲内)
全国指標調査(NBS)
政党支持率
国民の力:35%
ともに民主党:33%
(誤差範囲内)
こうした世論調査の動向について、与党「国民の力」の安哲秀(アン・チョルス)議員は、
「「国民の力」がよくやったから数字が上がったのではなく、「ともに民主党」に対する国民の不信が高まって生じた「反射利益」だ」
とコメントしています。(『韓国日報』1月17日、リンク)
安哲秀は、もともとソウル大学医学部卒の医師。趣味で「アンチウイルスソフト」を開発し、医者を辞めて「アンラボ」というベンチャー企業を立ち上げ、韓国最大のコンピュータセキュリティ企業にしたという異色の経歴の持ち主です。
2012年に政界に転じ、翌年国会議員に当選(補選)、2017年の大統領選では三位。2022年の大統領選にも出馬を表明しましたが、選挙戦終盤で尹錫悦を支持し、現在は与党「国民の力」の重鎮。
ところで、安哲秀の使った「反射利益」というのは、「自分の働きによってではなく、相手の失敗によって受ける利益」のこと。
日本語ではなんていうんでしょうかね。
漁夫の利? 棚からぼた餅?
野球用語ですが敵失が近いかも。
今回のケースでいえば、与党「国民の力」の支持率が上がったのは、野党「ともに民主党」が失敗したからだ、ということになります。
大統領が弾劾訴追され、戦時でもないのに「戒厳令」を宣布するという暴挙を企てて逮捕されたのに、与党支持率が急上昇するというのは考えられない事態。
野党がよっぽど大きなエラー(失策)を犯したんでしょう。
政党支持率
国民の力:35%
ともに民主党:33%
(誤差範囲内)
こうした世論調査の動向について、与党「国民の力」の安哲秀(アン・チョルス)議員は、
「「国民の力」がよくやったから数字が上がったのではなく、「ともに民主党」に対する国民の不信が高まって生じた「反射利益」だ」
とコメントしています。(『韓国日報』1月17日、リンク)
安哲秀は、もともとソウル大学医学部卒の医師。趣味で「アンチウイルスソフト」を開発し、医者を辞めて「アンラボ」というベンチャー企業を立ち上げ、韓国最大のコンピュータセキュリティ企業にしたという異色の経歴の持ち主です。
2012年に政界に転じ、翌年国会議員に当選(補選)、2017年の大統領選では三位。2022年の大統領選にも出馬を表明しましたが、選挙戦終盤で尹錫悦を支持し、現在は与党「国民の力」の重鎮。
ところで、安哲秀の使った「反射利益」というのは、「自分の働きによってではなく、相手の失敗によって受ける利益」のこと。
日本語ではなんていうんでしょうかね。
漁夫の利? 棚からぼた餅?
野球用語ですが敵失が近いかも。
今回のケースでいえば、与党「国民の力」の支持率が上がったのは、野党「ともに民主党」が失敗したからだ、ということになります。
大統領が弾劾訴追され、戦時でもないのに「戒厳令」を宣布するという暴挙を企てて逮捕されたのに、与党支持率が急上昇するというのは考えられない事態。
野党がよっぽど大きなエラー(失策)を犯したんでしょう。
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