私を知らず あなたを知らず
男:
ひとり座って鏡をのぞく
鏡に満月の光が反射する
たった一人,寂しくくらす
口のきけない影だけを友に
昔馴染みの歌が聞こえる
でも歌詞の意味はわからない
*永遠の人,あなたに会うために
いったん目をつぶれば
夢のなかで もし愛が芽生えれば
互いに誰かを知らないまま
キスをかわすだろう
カレンダーは夜も昼も教えない
まるで自分には必要ないかのように
でもあなたをぼくに会わせたい
相手の顔を見ずに結婚し
その関係のなか お別れのキスをする
あなたが去るのをぼくは止めない
あなたが誰か知らないまま
女:
目覚めるまえはいつも
さまざまな物語に思いをはせる
詩には意味がない
私は祝福あれと愚かに祈る
もしまたチャンスがあれば
月光の流れにうっとりと身をまかせよう
もう一度目をつぶるため
永遠の人,あなたに出会うため
(リフレイン)
*永遠の人,あなたに会うために
いったん目をつぶれば
夢のなかで もし愛が芽生えれば
互いに誰かを知らないまま
キスをかわすだろう
カレンダーは夜も昼も教えない
まるで自分には必要ないかのように
でもあなたを私に会わせたい
相手の顔を見ずに結婚し
その関係のなか お別れのキスをする
あなたが去るのを私は止めない
あなたが誰か知らないまま
男/女:
(リフレイン)
*永遠の人,あなたに会うために
いったん目をつぶれば
夢のなかで もし愛が芽生えれば
互いに誰かを知らないまま
キスをかわすだろう
カレンダーは夜も昼も教えない
まるで自分には必要ないかのように
でもあなたを私に会わせたい
相手の顔を見ずに結婚し
その関係のなか お別れのキスをする
あなたが去るのを私は止めない
あなたが誰か知らないまま
上は,タイのポップス「私も知らず あなたを知らず」(Mai roo juk chun Mai roo juk ter)です。歌手は,ダ・エンドルフィン/ポップカロリーズ・ブラブラのデュエットです。
ミュージックビデオはこちら。
よくわからない歌詞です。
孤独な生活,夢の中で出会う理想の相手。しかし,相手のことは何も知らないし,顔も見ずに愛し合う…。
主人公はどんな生活をしているんだろう。友達もいないし,言葉もわからない。外国暮らしかな。
相手のことを知らないまま関係を結び,別れる。もしかして売春婦?
だいたい,この歌詞でなんでデュエットなんだ?
実際,日本のタイバーのママに聞いたら,「きっと売春婦だろう」と言っていた。この疑問が氷解したのは,別の店に遊びに来ていた日本語ペラペラのタイ人の説明を聞いてから。
これは,ある映画の主題歌の一つなんだそうです。カラオケ(ミュージックビデオ)の背景に流れているのがその映画の一場面。調べてみると,この映画(→リンク)でした。
題名は,「サーイラプ・チャプ・バーンレック」(探偵は小さな家を見つけた)
あらすじは…
金持ちの夫婦がいて,妻は夫の浮気を疑っている。そして私立探偵に調査を依頼。浮気相手は,いつか大きな家を持つのを夢見て,金持ちの愛人をしていた。探偵はその女性に接近するうち,業務上は許されない恋に落ちてしまう…
説明してくれたタイ人によれば,上の歌は,その探偵と愛人の心境を歌ったものだというのですね。
探偵は職業柄身分を偽っている。女のほうも,愛人という日陰の身。お互いに自分を隠しながら,束の間の逢瀬を重ねる…
で,なんでこんな歌を紹介したかというと…。
最近報道されたこの事件で思い出したからです。(→リンク)
事件の概要は…
妻子ある夫(A)に愛人でもできたのでしょう。妻(B)と別れたいと思う。それで,離婚を有利に進めるために,「別れさせ屋(C)」に依頼する。
CはBに近づき,誘惑する。そして,Bが不倫している場面を,仲間に撮影させ,それを証拠にAは有利に離婚を進める。
仕事を終えたCは,離婚後もBとの交際を続ける。ところがBは,Cが探偵であり,妻子もいる事実を知って,なじる。逆上したCはBを殺害…。
という,映画以上に複雑で悲惨な事件です。
Cに重い刑罰が下されるのは当然として,Aは何の罪も問われないんでしょうかね。そもそも「別れさせ屋」などという職業が許されていいんでしょうか。裁判官の「不法のそしり免れない」というのは,そのとおりと思います。
男:
ひとり座って鏡をのぞく
鏡に満月の光が反射する
たった一人,寂しくくらす
口のきけない影だけを友に
昔馴染みの歌が聞こえる
でも歌詞の意味はわからない
*永遠の人,あなたに会うために
いったん目をつぶれば
夢のなかで もし愛が芽生えれば
互いに誰かを知らないまま
キスをかわすだろう
カレンダーは夜も昼も教えない
まるで自分には必要ないかのように
でもあなたをぼくに会わせたい
相手の顔を見ずに結婚し
その関係のなか お別れのキスをする
あなたが去るのをぼくは止めない
あなたが誰か知らないまま
女:
目覚めるまえはいつも
さまざまな物語に思いをはせる
詩には意味がない
私は祝福あれと愚かに祈る
もしまたチャンスがあれば
月光の流れにうっとりと身をまかせよう
もう一度目をつぶるため
永遠の人,あなたに出会うため
(リフレイン)
*永遠の人,あなたに会うために
いったん目をつぶれば
夢のなかで もし愛が芽生えれば
互いに誰かを知らないまま
キスをかわすだろう
カレンダーは夜も昼も教えない
まるで自分には必要ないかのように
でもあなたを私に会わせたい
相手の顔を見ずに結婚し
その関係のなか お別れのキスをする
あなたが去るのを私は止めない
あなたが誰か知らないまま
男/女:
(リフレイン)
*永遠の人,あなたに会うために
いったん目をつぶれば
夢のなかで もし愛が芽生えれば
互いに誰かを知らないまま
キスをかわすだろう
カレンダーは夜も昼も教えない
まるで自分には必要ないかのように
でもあなたを私に会わせたい
相手の顔を見ずに結婚し
その関係のなか お別れのキスをする
あなたが去るのを私は止めない
あなたが誰か知らないまま
上は,タイのポップス「私も知らず あなたを知らず」(Mai roo juk chun Mai roo juk ter)です。歌手は,ダ・エンドルフィン/ポップカロリーズ・ブラブラのデュエットです。
ミュージックビデオはこちら。
よくわからない歌詞です。
孤独な生活,夢の中で出会う理想の相手。しかし,相手のことは何も知らないし,顔も見ずに愛し合う…。
主人公はどんな生活をしているんだろう。友達もいないし,言葉もわからない。外国暮らしかな。
相手のことを知らないまま関係を結び,別れる。もしかして売春婦?
だいたい,この歌詞でなんでデュエットなんだ?
実際,日本のタイバーのママに聞いたら,「きっと売春婦だろう」と言っていた。この疑問が氷解したのは,別の店に遊びに来ていた日本語ペラペラのタイ人の説明を聞いてから。
これは,ある映画の主題歌の一つなんだそうです。カラオケ(ミュージックビデオ)の背景に流れているのがその映画の一場面。調べてみると,この映画(→リンク)でした。
題名は,「サーイラプ・チャプ・バーンレック」(探偵は小さな家を見つけた)
あらすじは…
金持ちの夫婦がいて,妻は夫の浮気を疑っている。そして私立探偵に調査を依頼。浮気相手は,いつか大きな家を持つのを夢見て,金持ちの愛人をしていた。探偵はその女性に接近するうち,業務上は許されない恋に落ちてしまう…
説明してくれたタイ人によれば,上の歌は,その探偵と愛人の心境を歌ったものだというのですね。
探偵は職業柄身分を偽っている。女のほうも,愛人という日陰の身。お互いに自分を隠しながら,束の間の逢瀬を重ねる…
で,なんでこんな歌を紹介したかというと…。
最近報道されたこの事件で思い出したからです。(→リンク)
事件の概要は…
妻子ある夫(A)に愛人でもできたのでしょう。妻(B)と別れたいと思う。それで,離婚を有利に進めるために,「別れさせ屋(C)」に依頼する。
CはBに近づき,誘惑する。そして,Bが不倫している場面を,仲間に撮影させ,それを証拠にAは有利に離婚を進める。
仕事を終えたCは,離婚後もBとの交際を続ける。ところがBは,Cが探偵であり,妻子もいる事実を知って,なじる。逆上したCはBを殺害…。
という,映画以上に複雑で悲惨な事件です。
Cに重い刑罰が下されるのは当然として,Aは何の罪も問われないんでしょうかね。そもそも「別れさせ屋」などという職業が許されていいんでしょうか。裁判官の「不法のそしり免れない」というのは,そのとおりと思います。
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