今年の父の日に、次女夫婦から日本酒をもらいました。
昨年はビールのセットでした。父の日にお酒というのは、飲兵衛にとってありがたいことです。
今回の酒は、天覧山長期定温熟成酒斗壜囲い
なんでも、「袋吊るしから自然に滴る雫を斗壜で集めた」鑑評会用の特別なお酒で、限定100本なんだそうです。
ボトルも斗壜の形の特別製。
いっしょにもらったあん肝の味噌漬けをつまみに、大吟醸の味わいを楽しみました。
天覧山は、飯能の地酒。飯能にある「天覧山」という山からとったもの。
天覧山はもともと羅漢山という名前だったそうですが、明治15年に明治天皇が羅漢山に登り、その頂上から近衛兵の演習を閲兵されたあと、羅漢山を天覧山と呼ぶようになったということです。
天覧山の標高は197メートルですから、山というより丘みたいなもの。手ごろなハイキングコースになっています。
ところで、「父の日」は6月第3日曜日。アメリカが発祥で、1909年に始まりました。
私が子どもの頃、「母の日」はありましたが、「父の日」は記憶にありません。
調べてみると、日本では「母の日」に比べ、「父の日」はなかなか広まらず、実際に祝われるようになったのは1980年代とのことです。
韓国には「父の日」ないかわりに、「親の日」があります。
1956年、朝鮮戦争後に苦労した「母親」をねぎらうために、「母の日」が制定され、祝われましたが、1973年に「母の日」にかえて「親の日」(어버이날、オボイナル)とし、両親や祖父母に対する孝行をした子どもたちを表彰するという、儒教の精神に則った行事が行われるようになりました。
「親の日」は毎年、5月8日です。祝日(公休日)ではありません。
2017年の大統領選挙で、文在寅候補が「親の日を祝日にする」と公約しましたが、いざ大統領に当選すると、「休日が増えるのは困る」という自営業者の反対により、実現しませんでした。
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