写真:元気だったころのハイジ
わが家の愛犬、ハイジが倒れたのは、7月の終わりのことでした。
その日、岩手県から夏休みで遊びに来ていた長女親子といっしょに、家族全員で羽村動物園に行きました。午後、帰宅したとき、ハイジは庭に面したサッシ扉のわきで横倒しになったまま、「クーン、クーン」と呻いていました。
自力では起き上がれないようでした。
口の周りには、吐しゃ物があり、失禁していました。
ひとりにしていた約4時間の、いつごろ倒れたのかはわかりません。
すぐにかかりつけの動物病院に電話し、担ぎ込みました。
ハイジは2005年10月生まれ。
16歳10か月の高齢犬です。ウィペットという犬種の寿命は12~13歳といわれていますから、長生きのほうでしょう。人間でいえば80~90歳かもしれません。
(来るべき時が来た)
午後、病院に預け、精密検査をしてもらうことに。
人間ドックならぬドッグドックですね。
心臓が悪いことは以前からわかっていましたが、血液検査の結果、腎臓や膵臓に関する数値も悪い。また、神経系にも何かしらの損傷があるようです。
結局その日は入院。ひとりでは水も飲めず、エサも食べられないので、点滴治療をしてもらうことになりました。
翌日引き取りに行くと、かわいそうな姿になっていました。
全身に擦り傷があるのですね。獣医は「床ずれ」といっていましたが、せまいケージの中で暴れたために、体のいろいろな部分が傷ついたのだと思います。
夜中に数回、発作を起こしたということでした。
「目がキョロキョロ動いているでしょう。眼震というんですが、三半規管にダメージがあったんだと思います」
「立ち上がれないんでしょうか?」
「もう、難しいかもしれませんね」
「水とエサは、スポイト(針のない注射器)であげてください。床ずれができるので、ときどき寝る向きをかえてあげてください」
その後、ハイジは家で寝たきり生活をしています。
翌日は土曜日だったので、結婚して別居している次女と四女が見舞いに来ました。
30歳前後の娘たちにとって、ハイジは自分たちの半生をともにした伴侶です。
1年に1回しか里帰りできない長女がたまたま遊びに来ていたのは幸いでした。
退院後のハイジの容体は比較的落ち着いていますが、摂取する流動食の量は、推奨される量の半分程度で、足腰の筋肉は見た目にもはっきりと衰えつつあります。
出来る限りのことをしてやりたいとは思っていますが、天命であるのも事実。苦痛の伴うような延命治療は行わずに、看取ってやりたいと思います。
わが家の愛犬、ハイジが倒れたのは、7月の終わりのことでした。
その日、岩手県から夏休みで遊びに来ていた長女親子といっしょに、家族全員で羽村動物園に行きました。午後、帰宅したとき、ハイジは庭に面したサッシ扉のわきで横倒しになったまま、「クーン、クーン」と呻いていました。
自力では起き上がれないようでした。
口の周りには、吐しゃ物があり、失禁していました。
ひとりにしていた約4時間の、いつごろ倒れたのかはわかりません。
すぐにかかりつけの動物病院に電話し、担ぎ込みました。
ハイジは2005年10月生まれ。
16歳10か月の高齢犬です。ウィペットという犬種の寿命は12~13歳といわれていますから、長生きのほうでしょう。人間でいえば80~90歳かもしれません。
(来るべき時が来た)
午後、病院に預け、精密検査をしてもらうことに。
人間ドックならぬドッグドックですね。
心臓が悪いことは以前からわかっていましたが、血液検査の結果、腎臓や膵臓に関する数値も悪い。また、神経系にも何かしらの損傷があるようです。
結局その日は入院。ひとりでは水も飲めず、エサも食べられないので、点滴治療をしてもらうことになりました。
翌日引き取りに行くと、かわいそうな姿になっていました。
全身に擦り傷があるのですね。獣医は「床ずれ」といっていましたが、せまいケージの中で暴れたために、体のいろいろな部分が傷ついたのだと思います。
夜中に数回、発作を起こしたということでした。
「目がキョロキョロ動いているでしょう。眼震というんですが、三半規管にダメージがあったんだと思います」
「立ち上がれないんでしょうか?」
「もう、難しいかもしれませんね」
「水とエサは、スポイト(針のない注射器)であげてください。床ずれができるので、ときどき寝る向きをかえてあげてください」
その後、ハイジは家で寝たきり生活をしています。
翌日は土曜日だったので、結婚して別居している次女と四女が見舞いに来ました。
30歳前後の娘たちにとって、ハイジは自分たちの半生をともにした伴侶です。
1年に1回しか里帰りできない長女がたまたま遊びに来ていたのは幸いでした。
退院後のハイジの容体は比較的落ち着いていますが、摂取する流動食の量は、推奨される量の半分程度で、足腰の筋肉は見た目にもはっきりと衰えつつあります。
出来る限りのことをしてやりたいとは思っていますが、天命であるのも事実。苦痛の伴うような延命治療は行わずに、看取ってやりたいと思います。
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