犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

大阪便り~鰻がオムライスに

2022-03-28 22:47:34 | その他諸国便り
 大阪旅行二日目の昼ご飯は、鰻を予定していました。

 ミシュランに掲載されている、新大阪の名店、「鰻屋」です。

 私が大阪にいたとき、一度行ったことがあります。ブログの過去記事によれば、2020年9月です(リンク)。

 そのときの話を妻にすると、「ぜひ行きたい」ということでした。

 しかし、ランチは電話予約不可。当日の朝9時半に店に出向き、予約をしなければなりません。

 私たちのホテルは、店から徒歩10分ほどのところですので、苦にはならない。

 朝食を済ませた後、部屋でテレビを見ながら鰻屋に予約に行くまでの間の時間をつぶします。

 店に着いたのは、予約の受付開始の5分前、9時25分でした。

 するとそこにはすでに行列ができていました。数えてみると21人。

 ランチは4交代制で、11時、12時、13時、14時。それぞれ10人ずつですから、時間さえ選ばなければ40人が入れます。

(まあ、大丈夫だろう)

 9時30分ちょうどに女将さんが店の外に出てきて、予約を取り始めました。私の前の人の順番になって、少し時間がかかっています。

 補助席がどうのこうの、という話が聞こえます。

 その人が希望する時間帯が残り1席で、補助席を出せばもう一人入れるというような話のようでした。

 そして私たちの順番が回ってくると…

「申し訳ありません。全時間帯、すべて一杯になりました」

(……)

 なんということでしょう! あと5分早く来ていれば予約できたのに…。

「しかたないね」

「ランチに一人5000円は高いしね」


などと負け惜しみを言って、またホテルに戻りました。

あべのハルカスにでも行くか」

「そういえば、心斎橋に
オムライス発祥の店があるよ」

「昼食はそこにしよう!」


 オムライスは妻の好物の一つなのです。

 あいにくの雨で、高いお金を払って展望台に登っても絶景は望めない。あべのハルカスでは、無料で登れる16階のカフェの窓際席で、雨の大阪を見ながらコーヒーを飲みました。

 心斎橋のオムライスの店、北極星は、11時半の開店。5分前に着いたとき、10人ほどの行列があって、不吉な予感がしましたが、大きなお店なのですぐに入れました。

 入口に「オムライス誕生秘話」が掲示されていました。(冒頭写真)

「ふーん、知らなかった」

 専門店らしく、いろいろな種類がありましたが、オーソドックスなチキンオムライスを注文。

「フツーにおいしいね」

 鰻がオムライスに化けたわけですが、5分の1以下の価格で済ませることができました。

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