ヒトはとりわけ多くの病気にかかるような気がしますが,どうなんでしょうか。野生動物もそれなりに病気に悩まされているんでしょうか。
推測するに,動物の場合,ちょっとしたハンディキャップや怪我が,生存競争を勝ち抜くためには致命的な不利となり,天敵に襲われ,淘汰されてしまう結果,病気になる前に死んじゃうのかもしれません。
人間の場合,弱い体質で生まれてきたり,怪我をしたりしても,周囲から厚い庇護を受けられるので生き延びることができ,寿命が延び,天敵もいないため,いずれ病気になる確率が高くなる…。
ただ,人間が高福祉社会を形成する前の古代人類においても,悩まされていたらしい病気があります。
それが,腰痛と痔です。
この二つは,直立したために引き起こされる,ヒト特有の病気だそうですね。重い脳を垂直に絶った背骨で支え続けるため,背骨に無理がかかり,ある年齢になると腰を痛める人が増える。また,本来は水平の背骨からぶらさがる形で支えられる内臓が,直立した背骨とあばら骨にぶら下がる結果,どの内臓も「下垂」症状を起こしやすく,肛門が押し出される形で痔が起きる。
私の場合,腰痛にはまだ見舞われていませんが,お尻のほうは,自分がヒトであることを実感しつつある今日このごろです。
汗をかくのは別に病気ではありませんが,発汗作用が盛んであることは,ヒトの特徴的な体質のようです。
動物はあまり汗をかかないらしい。汗腺が発達していないのですね。
うちの犬は,室内で飼っているので,一日に飲む水の量はだいたい把握している。そして,おしっこの量も。
あれっぽっちしか水を飲んでいないのに,よくこんなにおしっこをするなあと思うことがしばしばです。これは,発汗によって体内の水分を排出することができないからなのですね。暑い日に犬を散歩していると,口を開けてハアハアやる。あれは,口から水分を蒸発させて,体(特に脳)の温度上昇を防いでいるのだそうです。
人間の場合は,発汗によって体温を引き下げる術をもっているので,暑い中での持久力にすぐれる。
この特質を,進化のどの過程で獲得したのでしょうか。
樹上生活をしていたときには,暑ければ木陰に入ればいいので,発汗は必要ない。やはり,本格的に地上生活をし,特に大型動物を長時間かけて追いかけ,狩猟するようになると同時に獲得した体質であるように思われます。
人間は体毛がないので,寒さに対しては弱いかもしれませんが,暑さに対する耐性は高い。たぶん,常時地上生活を始めた原人段階から,体毛の減少と同時並行して発汗という体質を獲得したのではないかと思われます。
そして,貧弱な体毛を克服するなんらかの方法(着衣? 火の使用?)を見いだしたあと,アフリカを脱出し,寒い地方へ生活領域を広げて行ったのではないかと思われます。
推測するに,動物の場合,ちょっとしたハンディキャップや怪我が,生存競争を勝ち抜くためには致命的な不利となり,天敵に襲われ,淘汰されてしまう結果,病気になる前に死んじゃうのかもしれません。
人間の場合,弱い体質で生まれてきたり,怪我をしたりしても,周囲から厚い庇護を受けられるので生き延びることができ,寿命が延び,天敵もいないため,いずれ病気になる確率が高くなる…。
ただ,人間が高福祉社会を形成する前の古代人類においても,悩まされていたらしい病気があります。
それが,腰痛と痔です。
この二つは,直立したために引き起こされる,ヒト特有の病気だそうですね。重い脳を垂直に絶った背骨で支え続けるため,背骨に無理がかかり,ある年齢になると腰を痛める人が増える。また,本来は水平の背骨からぶらさがる形で支えられる内臓が,直立した背骨とあばら骨にぶら下がる結果,どの内臓も「下垂」症状を起こしやすく,肛門が押し出される形で痔が起きる。
私の場合,腰痛にはまだ見舞われていませんが,お尻のほうは,自分がヒトであることを実感しつつある今日このごろです。
汗をかくのは別に病気ではありませんが,発汗作用が盛んであることは,ヒトの特徴的な体質のようです。
動物はあまり汗をかかないらしい。汗腺が発達していないのですね。
うちの犬は,室内で飼っているので,一日に飲む水の量はだいたい把握している。そして,おしっこの量も。
あれっぽっちしか水を飲んでいないのに,よくこんなにおしっこをするなあと思うことがしばしばです。これは,発汗によって体内の水分を排出することができないからなのですね。暑い日に犬を散歩していると,口を開けてハアハアやる。あれは,口から水分を蒸発させて,体(特に脳)の温度上昇を防いでいるのだそうです。
人間の場合は,発汗によって体温を引き下げる術をもっているので,暑い中での持久力にすぐれる。
この特質を,進化のどの過程で獲得したのでしょうか。
樹上生活をしていたときには,暑ければ木陰に入ればいいので,発汗は必要ない。やはり,本格的に地上生活をし,特に大型動物を長時間かけて追いかけ,狩猟するようになると同時に獲得した体質であるように思われます。
人間は体毛がないので,寒さに対しては弱いかもしれませんが,暑さに対する耐性は高い。たぶん,常時地上生活を始めた原人段階から,体毛の減少と同時並行して発汗という体質を獲得したのではないかと思われます。
そして,貧弱な体毛を克服するなんらかの方法(着衣? 火の使用?)を見いだしたあと,アフリカを脱出し,寒い地方へ生活領域を広げて行ったのではないかと思われます。
ウィキってみたところ,犬の場合,四肢の裏側(肉球)のみに,少しだけ汗腺があるそうです。
猫の汗腺は「四肢にのみ存在」とありますが,やはり肉球のあたりが中心なんでしょうかね。
「ヤバいと感じた時」というのは,すばらしい観察ですね。
猫は汗腺から「匂いのある」汗を出すそうですから,仲間に危機を伝える役割があるのかもしれませんが,猫は嗅覚があまり発達していなかったんじゃないかと思います。
ウィキによれば,ヒト並に汗腺が発達している哺乳類に,馬があるそうです。
病院に連れて行く時など。
診察台に梅の足跡をつけますよ。
緊張した時に動物が汗をかくのはどんな利点があるのでしょうか。
仲間に危機を伝える?くらいしか思いつきません。