韓国便り～お土産

　いつも韓国出張でおみやげなど買わないのですが，こんなレートだから買わない手はない。

「なんか買っていくものある？」

　家にメールをすると，リクエストされたのは，

「コチュジャン，サムジャン，トッポッキ，黒米」

　食料品ばかりです。

　両替は日本でするより韓国でするほうが有利なことはわかっていたので，日本ではレートを確認するのみ。成田空港の銀行では，

１万円が１２８０００ウォンでした。

　それが仁川空港では，

１万円が１４７０００ウォン！

　日本の銀行の手数料は高すぎます。

（逆に，帰りに仁川空港でウォン→円の両替ルートをみると，１万円が１６００００ウォン！　これでは日本に旅行する気がうせるでしょう）

　夕食を終えて明洞のホテルに帰るとき，まだ開いていた地下商街で，化粧品店を覗きました。以前，紙の顔パックを買っていって喜ばれたので，探してみると，一つ２５００ウォン。

（確か「オリーブヤング」では５００ウォンだったはず）

　そこをやり過ごし，明洞を少し歩くと，オリーブヤングを見つけました。一袋二個入りで５００ウォン。先程の店の１０分の１です。日本円に直すと３０円ちょっと。１００個買っても３０００円です。

　以前より種類が減っていてアロエ，キュウリ，緑茶しかありませんでしたが，もう一人の出張者と，店にあるすべての顔パックを買い占めました。

　結局，スーパーは閉まっていたので，この日は食料品は買えずじまい。

（空港は高いからなあ）

　最終日，事務所から，リムジンの発着するホテルまでタクシーに乗る。

（時間，あるかな）

　途中で行先を変更し，スーパーへ。

　手早く，目当ての品々をカゴの中へ。
　まずは黒米（白米といっしょに炊くと紫色のごはんができる。韓国のほうがずっと安いらしい）７９８０ウォン。
　そしてコチュジャン（唐辛子味噌），サムジャン（豚焼き肉や野菜などをつけて食べる）がそれぞれ２５００ウォン。
　トッポッキ３５００ウォン。
　残念ながら，トッポッキのヤンニョム（たれ）は品切れでした。

　空港に着いてから，空港内にある百貨店をさがす。ありました。トッポッキのヤンニョム１５００ウォン。ついでに自分用にチャミスルペットボトル６４０ミリリットルを２９００ウォン。

　しめて，２万８８０ウォン。日本円で１４００円ちょっと。

　安い！

　これらは手荷物では持ち込めないので，トランクにつめ，搭乗手続き。その後，入国審査を済ませ，市内のスーパーで２５００ウォンで買った同じコチュジャンが，免税店で６９００ウォンで売られていることを発見し，いよいよ満足したのでした。

　食料品はけっして空港の免税店で買ってはいけません。