「ちょっと買いたいものがあるんでつきあってもらえますか」
アメリカ最後の夜、特に予定もないので、快く承諾しました。
「兄に頼まれて」
この同僚、自身も日本でジムに通い、筋肉増強に励んでいるのですが、お兄さんのほうは更に熱心らしい。
「セントラルパークのそばに、プロテイン専門店があるんですよ」
ネットで調べたら、米国のほうが種類も豊富で値段も日本よりずっと安いのだそうです。
「で、その近くにミャンマー料理の店もあるんですよ」
「それはいいね。薄いビールには飽きたから、旨いミャンマービールを飲もう」
バスでマンハッタン島に渡り、地下鉄でセントラルパークの側まで行きます。そして、夕暮れ(といっても7時頃)のセントラルパークを横断して、まず3番街あたりのプロティン専門店に行きました。
「トランクに入るかな」
ずっしり重い3キロ入りの袋をもって、さらに2番街のほうにいくと、エスニックタウンがありました。中華料理、ベトナム料理、タイ料理などが並んでいます。
その一角にあったのがミャンマー料理。軍事政権下のミャンマーから、日本でも高田馬場あたりに政治難民がやってきましたが、米国にはもっと多くのミャンマー人が亡命してきたに違いなく、ミャンマー料理の店にも需要があるのでしょう。
われわれが入ったとき、すでに何組かのお客さんが入っていました。見た目、ミャンマー人ばかりということはなく、白人系の人々もいました。
「ミンガラーバー(こんにちは)」
ミャンマー語で話してみたら、店員は一瞬びっくりしていましたが、親しみのある笑顔に変わりました。
残念ながら、ミャンマービールは品切れだそうで、かわりにタイのビヤシン(シンハービール)を頼みました。まずは、豆腐とつみれの揚物セット。ミャンマー風サラダ(どこがミャンマー風なのかわかりません)。そして鶏肉の煮込み料理。
高田馬場で食べたものと似ています。ミャンマーに行ったことがないので、本場の味にどれだけ近いか遠いかはよくわかりません。最後は、モンヒンガーというナマズスープの麺料理。
今回の出張では、さまざまな国の料理を食べることができましたが、肝心のアメリカの味覚、たとえばハンバーガーなどは食べず仕舞い。といって、残念な気持ちは少しもありません。
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