馴染みのコリアンバーに入って、席に着いたとき、アガシから
「お客さん、尻尾が長いですね」
と言われました。
「えっ?」
怪訝な顔をしていると、
「知りませんか、この表現」
と言いながらは、私の背後の出入口を指さす。見ると、私が今入ってきた扉が半開きになっていました。
「ごめんなさいね、自動門(チャドンムン=自動ドア)じゃないから」
コリガ・キルダ(尻尾が長い)を辞書でひくと、
「部屋の戸を閉めないで出て行くこと」、
「悪い事を長い間続けること」
という意味でした。
尻尾が長いと、戸を後ろ手で閉めたときにはさまっちゃうから、閉められない、という状態を表すのでしょう。出ていってしまった人に対する悪口として使われるようです。
「それって何の動物の尻尾?」
「さあ、考えたこともないけれど、たぶんヨウ(きつね)かな」
これ、日本ではどういうのか。
我が家では私が幼いころ、よく祖母から
「げすの一寸、のろま三寸、馬鹿の開けっ放し」
と言われました。
引き戸を閉めるとき、げすは勢いをつけすぎて反動で隙間が一寸開いてしまう。のろまの場合は力が弱すぎて三寸閉め残す。馬鹿は閉めようともしない。
今、自分の子どもにこの言葉を使おうにも、家にはドアばかりで「引き戸」がない。否応なく死語になっていくのでしょう。
最新の画像[もっと見る]
- 尹大統領・与党、支持率回復の怪 1日前
- 幻のダイヤモンド富士 2日前
- 幻のダイヤモンド富士 2日前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑥ 4日前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑤ 5日前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑤ 5日前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑤ 5日前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑤ 5日前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑤ 5日前
- 中国系ロマンス・投資詐欺の手口⑤ 5日前
「尻が長い」とか「長っチリ」はよく言いますね。
子供の頃、皆で美味しいものを食べようとすると、偶然そこにやってきて一緒に食べる人を「くちばしが長い」と言ってました。
東北・北海道で使われた方言のようです。
両親は北海道出身です。
ところで、「長っチリ」は、「長い尻」のことですが、同様に「とばっちり」を調べると「ほとばしり」のことだそうです。
私は、時間制の飲み屋では、尻が短いほうです。
くちばしが長い、も初耳でした。
หูเบา
最後の行が文字化けしていますが、何が書かれていたのでしょう?
何か工夫する余地がありますか。
調べてみるとフーバオ(耳が軽い)というのがありました。
「すぐに噂を信じてしまう」といった意味合いのようですね。
例:そんなにフーバオでいたら、人に振り回されるだけだよ。