韓国バー巡り

　出張続きでご無沙汰していたので、久しぶりに新大久保に行ったとき、飲み屋に挨拶まわりに行きました。

　韓国バーは変化が激しい。ちょっと行かないうちに、いろんなことが変わる。

　まず、クルトギ。

　アジュンマが一人でやっているお店です。夜を食べていなかったので、向かいの将軍からチヂミを配達してもらうことにして、生ビールを注文。しばらく話しているうち、

「犬鍋さん。あたし、今月末で辞めることにしたの」

と切り出す。

「え、そうなんだ。残念だなあ」

「お店はそのままで、別の人がやるからよろしくね」

　ほかのバーとは違って、くつろぎながらアジュンマとまったり話ができる店だったのに残念です。チヂミがなかなか来ないので催促の電話をかけると、店が忙しくてあと回しになっていて、これから作るということだったのでキャンセル。

　次に行ったのは、アイ。

　カウンター中心のこぢんまりしたバーです。行くと、見慣れないアガシが二人。どちらも最近入ったとのこと。

「○○ちゃんは？」

「ああ、やめました」

「…」

　別の店、大久保駅近くのＳＫＹという韓国バーで出会って、その店を辞めたあと、こちらの店で再会して嬉しく思っていましたが、こっちも辞めちゃった。あとからきた店長に聞くと、「もうバーでは働きたくない」と言っていたとか。なんか、嫌なことがあったんでしょうか。

　最後に行ったのがトンマッコル。

　ここは同名の韓国式居酒屋と隣り合っていて、女性客も多いことが特徴。カウンターには男性と女性の店員がいます。顔なじみのアジョシが、「新しく入ったんでよろしく」と紹介してくれたのが、新人アガシ。とてもきれいで感じのいい子です。


　この店は９時まで生ビールが４００円というのが魅力。ただ、混んでいることが多いので、一人で行ってさびしい思いをすることも少なくない。

　ざっと三軒の近況がわかったころには相当酔いが回っていて、千鳥足で新大久保駅に向かいます。

　ＳＫＹは社長が帰国中で臨時休業と聞いていましたが、いまだに閉まったままであるところを見ると閉店してしまったのかもしれません。いい雰囲気だったのに残念です。