朝、アメリカ人夫婦に別れを告げ、今度はソウル駅に荷物を置き、明洞を散策。買い物がメインの目的ではないので、適当に歩き回る。
途中、雑貨屋さんで店員から呼び止められたようです。韓国語の発音が悪かったので、聞いてみたら日本人だったそうな。
「へぇ、韓国に住んでるんですか」
「そう。もう4年になります」
「日本のどこ出身ですか」
「大阪」
「えっ、私も今大阪に住んでるんですよ。大阪のどこですか?」
「豊中」
「隣の駅だ!」
一気に盛り上がって、スマホで写真をとったり、カッチャミョンプン(偽名品=偽ブランド)の小物を買ってあげたり。なんでも、韓国は大阪に似ているので住みやすいんだとか。
一日歩き回って疲れたので、早めにソウル駅に行って切符を買い、カフェで休んでいたそうです。そろそろ時間だと思って、ホームに行き、出発時刻の表示を見て電車に乗り込もうとしたところ、電車にはハングルで「プサン」と書いてある。
(仁川に行ってからプサンに行くのかな。でも、念のため聞いてみよう)
ホームにいた駅員に聞きました。
「この電車、仁川に行きますか?」
「アニョ、ヨギガアニエヨ(いや、ここじゃないよ)」
「えっ!! アイゴー」
自分が買った空港行き高速鉄道と出発時刻がまったく同じだったので、勘違いしたものです。出発まであと5分。駅員に言われたとおりに違うホームに行くと、空港行きの電車は大深度地下にあって、エレベーターがなかなかこない。
大きなトランクを引いて仁川行きに飛び乗ったのは、出発まで1分を切っていたそうです。
空港でもなかなか面白いことが…。
搭乗手続を終え、保安検査に入るとき、係のアガシは娘の顔をパスポートと見比べ、
「チンチャ?(本当?)」
前回パスポートを切り換えたのは6年前。高校生のときでした。化粧もしていないし、顔だちがずいぶん違っていたようです。
出国検査のときも、検査官から疑われ、じっくり見比べられたとか。
「写真にはホクロがないね」
娘は目尻のわきにわりと大きなホクロがあるのです。しかし、写真は髪に隠れてよく見えない。
この話を聞いて思い出したのが韓国ドラマ、「妻の誘惑」です。これについては前に書いたことがあります(→リンク)。
あらすじを再掲すると、
貧しい家の娘が金持ちのドラ息子と結婚し、
姑からいじめ抜かれ、
妻の幼いときからの親友と旦那が浮気、
お腹に子供がいるのに海に沈められ、
奇跡的に助かり、
別人になりすまして、
旦那と親友に復讐を開始する…。
別人になりすましたとき、「別人」である証拠になったのがホクロ。
「あんなホクロ一つで別人だと信じるなんて…。ありえない!」
などとよく言われていました。
突然思い立った韓国旅行、とても楽しかったそうです。
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