巨峰三昧

　８月の終わりに、結婚した次女の夫の実家（久留米）から宅急便が届きました。

　開けてみると「巨峰」でした。なんでも久留米は巨峰栽培の発祥地だとのこと。たくさんとれるようです。

　しかし、ダンボール一箱で、量がはんぱじゃない。優に２０房以上あります。

（これ、とても食べきれないぞ）

　大阪に住む娘に連絡すると、週末は仕事で平日も午後のシフトが多く、夜遅くに帰るとのこと。渡す時間がありません。私の単身赴任先のマンションは近所づきあいをいっさいしていない。

　それから毎日一房を日課として、巨峰三昧の日々が始まりました。

　巨峰はとてもおいしく、嫌いじゃないのですが、毎日続くとさすがに飽きる。

　それで、ミャンマー語のレッスンのときに先生に５房、そして普段よくいく近所の台湾料理屋のご主人にも５房おすそわけ。

　そんなことを会社の同僚に話すと、

「冷凍したらどうですか。シャーベットみたいになって美味しいですよ」

とか、

「果汁と焼酎と炭酸で巨峰サワーにしたら」

などというアイデアをいただきました。

　家に、娘の沖縄みやげの泡盛があるのを思い出し、さっそく巨峰泡盛炭酸割を作ってみたら、これがなかなかいける。

　朝ごはんは巨峰一房、夜は巨峰サワー、そして冷凍室には冷凍巨峰が２房で、なんとか捨てずにすみました。