D(娘の夫)が来日直前に自動車教習所で働いていたことは、少し前に書きました。
フィリピン、車事情
別の日、その教習所について、さらに話を聞きました。
「そういえば、教習所はオープンしたの?」
「はい。12月に」
「生徒、というかお客さんは、たくさんいるの」
「はい、12月は200人ぐらいです」
「200人! でも、教習車は2台しかないんでしょう?」
「はい。忙しいです」
「社員は何人?」
「6人です」
「指導員は」
「?」
「driving teacher」
「ああ、3人です。でも、私が辞めたから、2人」
「2人で200人を教えるのか。たいへんだ」
「その人たちは私が雇いました」
Dは社員第一号で、学校を建てるための土地探しから、舗装したり、建物を建てたり、ペンキを塗ったりしたようです。さらに、採用の仕事もしてたんですね。
「一人はおじいさんです。その人は、もう2回事故を起こしました」
「え? 教習中に?」
「はい。もう一人は35歳ぐらいです。その人はバイクで事故をして、腕を折りました」
「大丈夫なの?」
「さあ」
「社長はどんな人?」
「彼女は…」
「社長さんって、女の人なんだ」
「はい。体が大きいです」
「太ってるってことね」
「彼女はビジネスしてます。クリニックをたくさん経営してます」
「自動車はくわしいの?」
「ぜんぜん知りません」
「じゃ、なんでまた教習所を開いたの」
「儲かるから。全部で3つ、作りました。あとの2つはマニラです」
Dが働いていた教習所はバギオです。マニラから車で5時間ぐらいと、遠いので、マニラにいる社長はたまにしか来なかったらしい。
「彼女は仕事は厳しいけれど、来たときはいつもおごってくれます。パーティーみたいです」
仕事が終わると社員を全員連れて、ビュッフェみたいなところで、おごってくれるのだそうです。
「彼女は私にお金をいっぱい渡しました」
「給料のこと?」
「いえ。公務員に渡すためのお金です」
「賄賂か」
教習所を開くにあたって、お役所でいろいろな許認可を受けなければならないけれど、そのたびに賄賂が必要なんだとか。
「昔の韓国みたいだな」
フィリピンあるあるです。
フィリピンあるある1
フィリピンあるある2
フィリピンあるある3
フィリピン、車事情
別の日、その教習所について、さらに話を聞きました。
「そういえば、教習所はオープンしたの?」
「はい。12月に」
「生徒、というかお客さんは、たくさんいるの」
「はい、12月は200人ぐらいです」
「200人! でも、教習車は2台しかないんでしょう?」
「はい。忙しいです」
「社員は何人?」
「6人です」
「指導員は」
「?」
「driving teacher」
「ああ、3人です。でも、私が辞めたから、2人」
「2人で200人を教えるのか。たいへんだ」
「その人たちは私が雇いました」
Dは社員第一号で、学校を建てるための土地探しから、舗装したり、建物を建てたり、ペンキを塗ったりしたようです。さらに、採用の仕事もしてたんですね。
「一人はおじいさんです。その人は、もう2回事故を起こしました」
「え? 教習中に?」
「はい。もう一人は35歳ぐらいです。その人はバイクで事故をして、腕を折りました」
「大丈夫なの?」
「さあ」
「社長はどんな人?」
「彼女は…」
「社長さんって、女の人なんだ」
「はい。体が大きいです」
「太ってるってことね」
「彼女はビジネスしてます。クリニックをたくさん経営してます」
「自動車はくわしいの?」
「ぜんぜん知りません」
「じゃ、なんでまた教習所を開いたの」
「儲かるから。全部で3つ、作りました。あとの2つはマニラです」
Dが働いていた教習所はバギオです。マニラから車で5時間ぐらいと、遠いので、マニラにいる社長はたまにしか来なかったらしい。
「彼女は仕事は厳しいけれど、来たときはいつもおごってくれます。パーティーみたいです」
仕事が終わると社員を全員連れて、ビュッフェみたいなところで、おごってくれるのだそうです。
「彼女は私にお金をいっぱい渡しました」
「給料のこと?」
「いえ。公務員に渡すためのお金です」
「賄賂か」
教習所を開くにあたって、お役所でいろいろな許認可を受けなければならないけれど、そのたびに賄賂が必要なんだとか。
「昔の韓国みたいだな」
フィリピンあるあるです。
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