写真:煉瓦亭の「元祖オムライス」
家の夕食でオムライスを食べていたときのこと、D(三女の夫、フィリピン人)が言いました。
D「これ、なんという料理ですか」
犬鍋「オムライスだよ」
D「オムライス?」
犬「日本で発明された洋食だよ」
妻「銀座の煉瓦亭だよね」
犬「えっ⁉ 大阪の北極星だよ。去年、食べに行ったじゃない」
妻「でも、新聞に出てたよ」
犬「ああ、岸田首相と尹大統領が二次会で行った洋食屋ね。煉瓦亭が発明したのはトンカツで、オムライスは、尹大統領のリクエストで食べただけでしょう」(「爆弾酒」を酌み交わした日韓首脳)
妻はスマホをいじっています。
「やっぱり、オムライスの元祖は煉瓦亭って書いてあるよ」
「でも、北極星にはオムライスが開発されたときのことが、具体的に書いてあったけど」
大阪便り~鰻がオムライスに
私たちが言い争っている内容を、娘がDに通訳しています。
「あっ、北極星はオムライスの発祥の店だって」
「元祖と発祥、どっちが先なんだ?」
夕食が終わってから調べてみると…
ウィキペディアによれば、「オムライス発祥の店」を自称する店は複数あって、その代表が北極星と煉瓦亭なんだそうです。
北極星がオムライスを発明したのは1925年(大正14年)。それに対して、煉瓦亭が「ライスオムレツ」をメニューに載せたのは1901年(明治34年)。
煉瓦亭のほうが25年ほど古いということです。
ただ、北極星のオムライスが、ケチャップライスを薄焼き卵で包んだ、いわゆるオムライスであるのに対し、煉瓦亭のライスオムレツは、溶き卵にごはんとみじん切りの具材、調味料を混ぜこんで焼いたもので、1900年に賄い料理として誕生。客が食べたいと言ったので、翌年からメニューに載り、今も同じ作り方で「元祖オムライス」という名前で提供されているんだとか。
煉瓦亭の「元祖オムライス」を食べたことはないのですが、いわゆる「オムライス」とはかなり違うものではないでしょうか。
尹大統領が訪日に際し、
「かつて東京で食べたオムライスの味が忘れられない」
と言ったので、日本側は煉瓦亭を選んだようですが、尹大統領が、
「あれ? 昔食べたやつと違うぞ⁉」
と思ったかどうかは報道されていませんでした。
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