祝！ 日本ＷＢＣ２連覇

いや～，すごかったですね。

日本にとって，これ以上ない痛快な試合。

韓国のみなさんは，きっと地団駄を踏んで悔しがっていることでしょう。

早速ですが，韓国の反応を二つほど紹介します。


「ＷＢＣ準優勝」痛恨のサインミス（→リンク韓国語）

　韓国が「痛恨のサインミス」で一敗地にまみれた。２４日，米国ロサンゼルス，ドジャーススタジアムで開かれた第２回ワールドベースボールクラシック日本との決勝戦，３対３で拮抗した延長１０回，日本の看板選手，イチローに痛恨のタイムリーヒットを浴び，３対５で惜敗した。日本は大会２連覇を達成し，第１回大会，日本との準決勝戦での敗北の雪辱を誓って初優勝に挑戦した韓国は，準優勝に甘んじ，２０１３年の第３回大会を目指すこととなった。

　勝負の山場，延長１０回表２死２，３塁のピンチで，投手イム・チャンヨンがイチローを相手に８球を投げる勝負の末，センター前ヒットを打たれ２点を献上したのが，かえすがえすも残念だ。前の打席で２塁打を放ったイチローを歩かせ，満塁で次の中島と勝負するほうがよさそうに思われたが，真ん中の直球で決勝打を浴びた。

　キム・インシク監督は試合後の公式インタビューで「１０回表イチローの打席で敬遠ではないが，ボールで勝負し，だめなら歩かせろとベンチからはっきりサインを送り，捕手のカン・ミンホもそのようにサインを出したが，投手に伝わらなかったようだ」と語っていたのを聞くにつけ，この日の敗北がいよいよ残念だ。韓国は９回裏，イ・ポムホのタイムリーで３対３の同点に追いつき，逆転の期待も高まったが，延長１０回表のピンチを切り抜けられず，あえなく敗れた。

　キム監督は「どうしてこうなったかわからないが，あのとき，立ち上がってでも敬遠しろとはっきり指示しなかったことが悔やまれる」と付け加えた。これについてイム・チャンヨンは「サインを見間違えた」と言いつつ，「イチローと勝負したい気持ちもあったが最後のボールは失投だった。ボールを投げようとしたが思わず真ん中に入ってしまった」と説明した。

　試合は歴史に残る名勝負だった。韓国代表チームは，優勝カップを逃したとはいえ，宿敵日本を相手に最後まで手に汗握るレベルの高い試合を繰り広げ，国内外で熱い拍手喝采を受けた。

　イチローと勝負してくれて，本当によかった！

　次はいかにも韓国らしい記事。

運のいい日本，４カ国に勝っただけで優勝（→リンク韓国語）

　韓国と日本の野球ファンは今回のワールドベースボールクラシックを「韓日ベースボールクラシック」と皮肉った。

　決して笑ってすませられない，無茶苦茶な現実だ。韓国は２４日，米ロサンゼルスのドジャーススタジアムで行われた第２回ＷＢＣ決勝戦で，延長戦の末，３－５で敗れて準優勝に終わった。準優勝を苦々しく思うのは，韓国が第１回大会に続いて第２回大会でも不合理な競技方式の犠牲の羊になったことだ。

　韓国は今回の大会で，決勝戦まで計９試合を戦った。このうち５回が日本との試合だった。一つの大会で何と５回も同じチームと対戦するのは，奇怪としか言いようがない。これは大会が「ダブル・エリミネーション」，すなわち敗者復活戦を導入した方式のためだ。

　予選のアジアラウンドを，日本，中国，台湾と戦うことになった韓国は「勝ち抜き制」ではなく「敗者復活戦」を導入した競技方式のせいで，いくら勝っても相手が再び生き返ってくる無茶苦茶な大会を戦わなければならなかった。

　決勝ラウンドに勝ち進んでも同じことが繰り返された。第２回ＷＢＣに出場したチームは計１６チーム。韓国が今大会で対決したチームは，台湾，中国，ベネズエラ，メキシコ，日本だけだ。日本はもっとひどい。日本は，今大会で韓国，中国，キューバ，米国としか戦わなかったのに大会に優勝した。結局，１６の参加国中，たった４チームに勝ったにすぎないのに，頂点に上りつめたのだ。

　奇妙な競技方式は第１回大会のときも同じだった。日本は第１回大会で５勝３敗だったのに優勝した。ベスト４に終わった韓国は６勝１敗だった。たった１敗しかしなかったのに，頂点にのぼれなかった韓国は，第２回大会では一つのチームと５回も対戦する不運に，また泣かなければならなかった。そして日本は奇妙な競技方式のおかげで，再び最大の受恵者になった。
[ＣＢＳ体育部ペク・キルヒョン記者]

　日本が韓国に勝ち越しておいて本当によかった。もし，対戦成績２勝３敗で優勝していたら，何を言われたことやら。