犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国便り~スンドゥブ

2008-08-02 11:43:20 | 韓国便り(帰任以後)
 二日目の昼は雨も上がったので,歩いて10分ほどの仁寺洞に行きました。

 仁寺洞はソウルを代表する観光スポット。ギャラリー,ソエ(書芸=書道)関連の店,骨董品,みやげ物屋とともに,観光客相手の飲食店が並んでいます。おしゃれな反面,値段は観光客価格。痛し痒しです。

 最近できたショッピングビルの地下に,韓国料理の食堂がいくつも入っている。階段を降りていくと,最初にあるのが「古宮」。

 古宮には思い出があります。

 昔,日本人会の親睦旅行にただ一回参加したのが「全州~珍島めぐり」でした。そのとき,全州の「古宮本店」で,本場のビビンバを食べたことを思い出します。ビビンバの元祖ということで,ビビンバに関する博物館のような施設も見学しました。

 ところで,本場のビビンバは石焼きではありません。金属の器に,ナムルや挽き肉,ご飯,コチュジャンをビビる(ビビダ=混ぜる)わけです。

 「石焼き」のほうは,明洞の全州中央会館が,「自分たちが発明した」と主張していますが,確かなことはわかりません。

 「古宮」は,ミョンドンのロイヤルホテル近辺にも支店があります。インサドン店は3号店でしょうか。

 ところで,われわれが入ったのはここではない。その隣の「トゥブマウル」(豆腐の町)です。

 トウフが売り物の店なので,迷わずスンドゥブを注文。

 8000ウォンとるだけあって,パンチャンも小奇麗でおいしい。エホバク(ズッキーニみたいなもの)のナムル,きれいに切り揃えられたキムチ,チヂミ…。

 また頼んだスンドゥブチゲとは別に,おかずとしてトゥブが出ましたがこれもおいしい。肝心のスンドゥブは,海鮮入りの本格的なもの。辛さはやや控えめでした。

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