犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

大阪便り~飲み屋めぐり

2024-01-29 23:15:18 | その他諸国便り
写真:大阪西中島の「峠」

 10か月ぶりの、大阪出張。

 楽しみは、仕事のあとの飲み屋巡りです。

 私は2015年から21年まで、6年間、大阪に単身赴任していたので、馴染みの店も多い。けれどもコロナ禍を経て、廃業した店、代替わりした店もあり、出張するたびに知っている店が減っているのは、寂しい限り。

 いちばん頻繁に通っていたBlueblueは、私の帰任直前に閉店。そのときに知り合った店員さんも音信不通が多く、連絡が取れた人も日程が合いませんでした。

送別会

 二番目に頻繁に通っていたペルルは店を閉め、今は別の居酒屋になっていた。ご主人は所在不明。

フランス居酒屋

 タコスの店、「オレ達のタコ部屋」は健在でしたので、初日の夜、韓国料理屋での会社の同僚との会食の後、行ってみました。

 すると、私が通っていた時に店員だった女性が、客として飲みに来ていました。

「犬鍋さん、久しぶり!」

「3年ぶりだね」

 もともと美術を専攻していて、今はある中学校で美術の先生。最初の学校はマンモス校で、生徒の名前が覚えきれなかったそうですが、今はやや小さめの学校に移ったとのこと。

 私の娘の夫(フィリピン人)がALTをしていることなど、教職の話で盛り上がりました。

 今は契約職だそうですが、正式な教員になるべく、毎年採用試験を受けているけど、けっこうハードルが高いんだそうです。

 実はオレタコは、もともと別の店の二号店だったのを、今のマスターが譲られたもの。

「フェイク(1号店)はまだやってるのかな?」

「やってますよ。実は私の後輩がバイトしてるんです。行ってみますか?」

 ただオーナーは長野県に作った3号店(?)のほうにかかりきりで、その日はお店にいませんでした。私は30分ほどで抜け出し、ピアノバー、クロスへ。

 クロスのママには事前に連絡して、行くことを伝えてありました。

「犬鍋さん、遅かったじゃない」

「ごめん、ごめん。元気?」

「うん、何とかやってる。でも、最近、ちょっとお酒が弱くなって、ロックじゃなくで水割りにしてる。いただきま~す」


 断りもなく、自分の酒も作っています。この手法で、5年間、ぼったくられました。

「お母さんは?」

 以前はお母さんが毎日のように来ていました。

「さっき、帰ったところ。今は1週間に一度ぐらいしか来ないよ」

 あとから単身赴任9年という常連さんが来ました。

 ここが4軒目で酔いが回っていたのと、被害額を抑えるために、1時間ほどで席を立ちました。

 ホテルまでの帰り道、見慣れないお店がありました。道に面したガラス張りの店で、3年前にはなかった。

ちいきのBAR峠~お酒と森と木のギャラリー~

 木をふんだんに使ったおしゃれな作り。カウンターには地酒が並んでいたので入ってみることに。奥で日本人男性と西洋人女性が静かに飲んでいました。

「新しいお店ですね」

「はい、昨年の7月にオープンしました」

 どうも、メインは吉野などの銘木とその加工品の販売で、夜のBARは片手間のようです。店には立派な木製家具や装飾品などが並び、価格もついています。

 木について、いろいろ説明してくれたようですが、残念ながら酩酊状態でよく覚えていません。でも、また来たいと思わせる店でした。


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