犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

李在明は秋夕に何を想う?

2022-09-13 22:30:16 | 韓国雑学

写真:在宅起訴された李在明(韓国新聞報道より)


 秋夕(チュソク)は韓国の名節。

 今年の秋夕は9月10日で、日本からはきれいな満月を観ることができました。

 その直前の9月8日、韓国の野党、共に民主党代表の李在明(イ・ジェミョン)国会議員が、検察によって在宅起訴されました。

 李在明は3月の大統領選挙で、尹錫悦に僅差で敗れた後、6月の国会議員補欠選挙でこれも僅差で当選。先ごろ、野党の代表に選出されました(こちらは圧勝)。

 大統領選挙中から都市開発関連の疑惑が指摘され、大統領選挙後に逮捕されるのは時間の問題とされていましたが、国会議員に当選したので「不逮捕特権」を得、また野党が数に物を言わせて「検察捜査権剥奪法案」を可決したため、不正追及を免れたかに見えました。

 今回の起訴は、検察によるもの。容疑は大統領選挙期間中の公職選挙法違反(虚偽事実公表)。

 大庄洞開発の実務者で疑惑の渦中で自殺した故キム・ムンギ処長について、11日間の海外出張に一緒に行ったにもかかわらず、インタビューで「知らなかった」と言ったのが、「虚偽事実公表」にあたるんだそうです。

 出張中にゴルフをいっしょにしたとか、電話の通話記録があるなどと言われているそうですから、李在明が嘘をついていたのは明らかでしょう。

 公職選挙法の時効は6か月(9月9日)なので、時効を迎えるぎりぎりのタイミングでの起訴になりました。

 5月に大騒ぎして可決した「検察捜査権剥奪法」によれば、国会議員の捜査権は検察から奪われ、別に設置される特別な機関にうつされるはずだと思うのですが、まだ法律が発効していないんでしょうか。

 野党はこの起訴に対し、尹政権による「政治報復」だとか、「野党弾圧」だといって騒いでいるようです。

 李在明は政治生命が絶たれるかどうかの瀬戸際ですから、なんとしてでも有罪を免れたいところ。

 ただ公職選挙法違反は、李在明の数々の疑惑の中では軽いもの。検察の追求は今後も激しさを増すでしょう。

 つくづくこんな人が大統領にならなくてよかったと思います。

 李在明は、あわよくば次期大統領選への出馬を狙っているといわれています。

 周知のとおり、李在明は筋金入りの「反日政治家」。

 不動産開発疑惑で有罪が確定して、その「野望」が絶たれることを望みます。

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