いやあ,いい試合だったようですね。
成田空港に朝到着し,携帯のニュースサイトで結果を知りました。そして,日曜日の午後はユーチューブなどにアップされていた映像を繰り返し見て,夜は総集編を見ました。
特に,李忠成の決勝のボレーシュートがすばらしかった。この大会,出番が少なかったようですが,最後の最後で最大のヒーローになれて,彼自身にとってもよかったと思います。
彼が元在日韓国人ということで,お隣の韓国でも騒がれています。たまたま目についた記事の一部を訳してみました。
「マイデイリー1月31日10時9分」(→リンク)
イ・チュンソン,チュ・ソンフン,彼らは祖国を忘れなかった
日本がオーストラリアを退けてアジア大会に優勝したなか,決勝ゴールを決めたイ・チュンソンの出身に関心が集まっている。
日本は30日,カタール,ドーハのカルリパスタジアムで開かれたオーストラリアとの決勝戦で,延長後半に飛び出した決勝ゴールにより1対0で勝利した。
互角の試合の均衡を破った主人公は「り・ただなり」という名を持つ在日僑胞イ・チュンソン。彼は延長後半4分,長友のクロスを幻想的なボレーシュートにつなげ,勝負に終止符を打った。
イ・チュンソンは今大会で決勝戦含め2試合に途中出場したにすぎなかった。しかしこの日の決勝ゴールで彼は日本のアジア大会優勝の「主役」になった。
このイ・チュンソンが遅ればせながら話題になったのは,彼が総合格闘技選手チュ・ソンフンと似た境遇にあったためだ。
柔道選手出身のチュ・ソンフン1998年,韓国内の実業団チームに入り韓国での選手生活を始めた。彼は実力を発揮して常勝街道を走ったが学閥,地縁,そして不利な判定という,目に見えない壁に阻まれ,念願の国家代表の夢はかなわなかった。
結局,チュ・ソンフンは韓国を離れて日本に戻り帰化するとともに日本の国家代表選手になった。
イ・チュンソンもまた2004年,パク・ソンファ監督の招きを受けて(韓国の)青少年代表チーム訓練に合流した。しかし、彼は練習試合では走ったが,ついに太極マークをつける夢は成し遂げられなかった。在日僑胞ゆえの偏見と差別が彼の夢を挫折させた。
祖国で夢をかなえられなかったイ・チュンソンは2007年日本国籍取得,帰化の道を選んだ。その後,心機一転して日本の五輪代表チームを経て昨年,Jリーグ広島で大活躍し,アジア大会代表チームに選ばれて夢をかなえた。
このように,チュ・ソンフンとイ・チュンソンは国家代表という夢をかなえたが,目に見えない差別と偏見のため,祖国でない日本でその夢をかなえた。それでも二人は韓国人であることを忘れなかった。
チュ・ソンフンは「チュ・ソンフンも私であり,秋山も私だ」と言って,片時も自分のアイデンティティと祖国を忘れなかった。異種格闘技選手に転向した後は,自分の胴着に太極旗と日章旗を付け,「私の体には今も韓国人の血が流れている」と明言した。
イ・チュンソンも同じだ。
り・ただなりという日本の名からもわかるように自分の姓の李を守っている。彼のユニフォームには「LEE」とはっきり書かれている。また彼の韓国語は完全ではないが,今回の大会で韓国取材陣とのインタビューにはできるだけ韓国語でしゃべろうと努力した。去る24日の韓日戦の前は「韓国語が下手で誤解される。今韓国語を一生懸命勉強している」と語った。
日本に帰化したとはいえ,韓国人であることを誇りに思う彼らの精神は,多くの人を反省させるとともに,鑑(かがみ)にもなっている。
在日に対する偏見を自省することに重点が置かれた,なかなかいい記事だと思います。
「マイデイリー1月30日14時17分」(→リンク)
「韓国に返品しろ」と叫んでいた日本,「イ・チュンソン最高!」
(前略)
日本のネチズンたちもまた優勝を祝った。大型コミュニティ掲示板などにはチームの善戦を祝う言葉や,延長戦でイ・チュンソンを交替投入したザッケローニ監督の選手起用術をほめる意見が目立った。
特に、イ・チュンソンに対する評価は投入当時とゴール決定後が180度変わって興味を引いた。
イ・チュンソンの交替投入が決定された瞬間
「決勝にも出てこられない韓国人をなぜ投入するのか」
「まだ韓国に返品されてなかったのか?」
「ザッケローニ,そのカードだけはだめだ」
など,批判的な意見が大多数を占めたが,鋭いボレーシュートでゴールを決めた瞬間
「イ・チュンソン,最高だ。お前ならやってくれると思ったよ」
「韓国人だと無視してゴメン! 反省するからね!」
「お前が日本を救った」
という声が掲示板を支配した。
これ,本当でしょうか。
李忠成が投入されたのは延長戦前半8分。そしてゴールを決めたのは後半4分。この間のわずか10分ぐらいの間に,ああいう投稿をした日本人がいた?
ま,テレビ観戦に集中せず,片時も掲示板から離れない人というのは純粋なサッカーファンというより,嫌韓のためにサッカーを利用している特殊な人々なのでしょう。
ただ,書き込み内容がいかにも韓国的なのはどういうことだろう。「返品」「カード」「無視」…。特に「無視」がくさい。一般に韓国人が相手をいじめる際にもっともよく使う手段・表現が「無視」です。日本人の書き込みにはなじまないんだけどなあ。この記事を書いた記者の創作ではないかなあ。
「マイデイリー1月30日10時37分」(→リンク)
日本のネチズン「イ・チュンソンの決勝ゴール,実質的な優勝は韓国」
(前略)
この日の試合を見守っていたあるネチズンは「ものすごいボレーシュート、とても美しいゴールだ」とイ・チュンソンのボレーシュートに賛辞を送った。他のネチズンは「在日僑胞だと言ってけなした人は全員謝るべきだ」という書き込みもあった。
また他のネチズンは「イ・チュンソンが決勝ゴールを入れたということは,実質的な優勝は韓国だ」と書き,これに他のネチズンも「韓国,ありがとう」と冗談交じりのコメントを残した。
この日,決勝戦を終えたイ・チュンソンは「私は韓国人でも日本人でもなく,サッカー選手としてこの場にいる」,「自分を信じていた。そう考えて今大会に臨んだ。最後にゴールを入れられて本当に良かった」というコメントを発表した。
「実質的に韓国優勝」も,日本のネチズンの書き込み,ということになっているけど,韓国人っぽい。
成田空港に朝到着し,携帯のニュースサイトで結果を知りました。そして,日曜日の午後はユーチューブなどにアップされていた映像を繰り返し見て,夜は総集編を見ました。
特に,李忠成の決勝のボレーシュートがすばらしかった。この大会,出番が少なかったようですが,最後の最後で最大のヒーローになれて,彼自身にとってもよかったと思います。
彼が元在日韓国人ということで,お隣の韓国でも騒がれています。たまたま目についた記事の一部を訳してみました。
「マイデイリー1月31日10時9分」(→リンク)
イ・チュンソン,チュ・ソンフン,彼らは祖国を忘れなかった
日本がオーストラリアを退けてアジア大会に優勝したなか,決勝ゴールを決めたイ・チュンソンの出身に関心が集まっている。
日本は30日,カタール,ドーハのカルリパスタジアムで開かれたオーストラリアとの決勝戦で,延長後半に飛び出した決勝ゴールにより1対0で勝利した。
互角の試合の均衡を破った主人公は「り・ただなり」という名を持つ在日僑胞イ・チュンソン。彼は延長後半4分,長友のクロスを幻想的なボレーシュートにつなげ,勝負に終止符を打った。
イ・チュンソンは今大会で決勝戦含め2試合に途中出場したにすぎなかった。しかしこの日の決勝ゴールで彼は日本のアジア大会優勝の「主役」になった。
このイ・チュンソンが遅ればせながら話題になったのは,彼が総合格闘技選手チュ・ソンフンと似た境遇にあったためだ。
柔道選手出身のチュ・ソンフン1998年,韓国内の実業団チームに入り韓国での選手生活を始めた。彼は実力を発揮して常勝街道を走ったが学閥,地縁,そして不利な判定という,目に見えない壁に阻まれ,念願の国家代表の夢はかなわなかった。
結局,チュ・ソンフンは韓国を離れて日本に戻り帰化するとともに日本の国家代表選手になった。
イ・チュンソンもまた2004年,パク・ソンファ監督の招きを受けて(韓国の)青少年代表チーム訓練に合流した。しかし、彼は練習試合では走ったが,ついに太極マークをつける夢は成し遂げられなかった。在日僑胞ゆえの偏見と差別が彼の夢を挫折させた。
祖国で夢をかなえられなかったイ・チュンソンは2007年日本国籍取得,帰化の道を選んだ。その後,心機一転して日本の五輪代表チームを経て昨年,Jリーグ広島で大活躍し,アジア大会代表チームに選ばれて夢をかなえた。
このように,チュ・ソンフンとイ・チュンソンは国家代表という夢をかなえたが,目に見えない差別と偏見のため,祖国でない日本でその夢をかなえた。それでも二人は韓国人であることを忘れなかった。
チュ・ソンフンは「チュ・ソンフンも私であり,秋山も私だ」と言って,片時も自分のアイデンティティと祖国を忘れなかった。異種格闘技選手に転向した後は,自分の胴着に太極旗と日章旗を付け,「私の体には今も韓国人の血が流れている」と明言した。
イ・チュンソンも同じだ。
り・ただなりという日本の名からもわかるように自分の姓の李を守っている。彼のユニフォームには「LEE」とはっきり書かれている。また彼の韓国語は完全ではないが,今回の大会で韓国取材陣とのインタビューにはできるだけ韓国語でしゃべろうと努力した。去る24日の韓日戦の前は「韓国語が下手で誤解される。今韓国語を一生懸命勉強している」と語った。
日本に帰化したとはいえ,韓国人であることを誇りに思う彼らの精神は,多くの人を反省させるとともに,鑑(かがみ)にもなっている。
在日に対する偏見を自省することに重点が置かれた,なかなかいい記事だと思います。
「マイデイリー1月30日14時17分」(→リンク)
「韓国に返品しろ」と叫んでいた日本,「イ・チュンソン最高!」
(前略)
日本のネチズンたちもまた優勝を祝った。大型コミュニティ掲示板などにはチームの善戦を祝う言葉や,延長戦でイ・チュンソンを交替投入したザッケローニ監督の選手起用術をほめる意見が目立った。
特に、イ・チュンソンに対する評価は投入当時とゴール決定後が180度変わって興味を引いた。
イ・チュンソンの交替投入が決定された瞬間
「決勝にも出てこられない韓国人をなぜ投入するのか」
「まだ韓国に返品されてなかったのか?」
「ザッケローニ,そのカードだけはだめだ」
など,批判的な意見が大多数を占めたが,鋭いボレーシュートでゴールを決めた瞬間
「イ・チュンソン,最高だ。お前ならやってくれると思ったよ」
「韓国人だと無視してゴメン! 反省するからね!」
「お前が日本を救った」
という声が掲示板を支配した。
これ,本当でしょうか。
李忠成が投入されたのは延長戦前半8分。そしてゴールを決めたのは後半4分。この間のわずか10分ぐらいの間に,ああいう投稿をした日本人がいた?
ま,テレビ観戦に集中せず,片時も掲示板から離れない人というのは純粋なサッカーファンというより,嫌韓のためにサッカーを利用している特殊な人々なのでしょう。
ただ,書き込み内容がいかにも韓国的なのはどういうことだろう。「返品」「カード」「無視」…。特に「無視」がくさい。一般に韓国人が相手をいじめる際にもっともよく使う手段・表現が「無視」です。日本人の書き込みにはなじまないんだけどなあ。この記事を書いた記者の創作ではないかなあ。
「マイデイリー1月30日10時37分」(→リンク)
日本のネチズン「イ・チュンソンの決勝ゴール,実質的な優勝は韓国」
(前略)
この日の試合を見守っていたあるネチズンは「ものすごいボレーシュート、とても美しいゴールだ」とイ・チュンソンのボレーシュートに賛辞を送った。他のネチズンは「在日僑胞だと言ってけなした人は全員謝るべきだ」という書き込みもあった。
また他のネチズンは「イ・チュンソンが決勝ゴールを入れたということは,実質的な優勝は韓国だ」と書き,これに他のネチズンも「韓国,ありがとう」と冗談交じりのコメントを残した。
この日,決勝戦を終えたイ・チュンソンは「私は韓国人でも日本人でもなく,サッカー選手としてこの場にいる」,「自分を信じていた。そう考えて今大会に臨んだ。最後にゴールを入れられて本当に良かった」というコメントを発表した。
「実質的に韓国優勝」も,日本のネチズンの書き込み,ということになっているけど,韓国人っぽい。
ちょっと調べてみます。
会場に無かった筈の旭日旗を或る選手が見て憤慨しパフォーマンスに及んだとか、裏付けを全く取らない無責任な推測記事で世間を騒がせているようですね。
ソウルで開催された親善試合の時とか、普通に旭日旗あったのにね(笑)
事実ではなく願望と妄想に基づく記事を書く新聞って、東スポと同レベルじゃん。
ま、いつもたのしいマイデイリー、素人記者が書いたたわいもない話ですけどね。
中央日報の無責任な推測記事の方が遙かに罪深い。