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「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

親子コミュニケーションのちょっとした心がけ 37

2009-03-01 00:06:01 | 親子コミュニケーション

またまたニュースを元に。

 乳幼児期に親からよくほめられる子供は、他人を思いやる気持ちなどの社会適応力が高くなることが、科学技術振興機構の長期追跡調査で明らかになった。育児で「ほめる」ことの重要性が、科学的に証明されたのは初めて。3月7日に東京都内で開かれるシンポジウムで発表する。

 筑波大の安梅勅江(あんめときえ)教授(発達保健学)らの研究チームは、2005~08年、大阪府と三重県の計約400人の赤ちゃんに対し、生後4か月、9か月、1歳半、2歳半の時点で成長の度合いを調査した。調査は親へのアンケートや親子の行動観察などを通して実施。自ら親に働きかける「主体性」や相手の様子に応じて行動する「共感性」など、5分野25項目で評価した。

 その結果、生後4~9か月時点で父母が「育児でほめることは大切」と考えている場合、その子供の社会適応力は1歳半時点で明らかに高くなった。また、1歳半~2歳半の子供に積み木遊びを5分間させたとき、うまく出来た子供をほめる行動をとった親は半数程度いたが、その子供の適応力も高いことも分かった。

 調査では、〈1〉規則的な睡眠習慣が取れている〈2〉母親の育児ストレスが少ない〈3〉親子で一緒に本を読んだり買い物をしたりする--ことも、子供の適応力の発達に結びつくことが示された。

読売新聞

調査の詳しい方法はわかりませんが、単純に結果を読んで「あぁ、やっぱりほめて育てるのがいいよなぁ」と思いました。
自分自身、怒られるよりほめられるほうがいいですもんね。

ただ、頑張って子どもをほめることで「これでこの子は大丈夫」と決め付けるのは怖いこと。
「ほめることは大事」ということだけ心にとどめて、出来るだけほめてあげようと心がける。
これは、子どものためだけじゃなく、「あぁ、ちゃんとほめてあげられた」という私への気持ちのご褒美じゃないですかね。
「また怒っちゃった」と落ち込むより、ほんの些細なことでも「こどもに優しくしてあげられた」と自分自身を認めてあげたり、ほめてあげることがいいんじゃないでしょうか。
それが「母親の育児ストレスが少ない」につながっていくでしょうし、そうすると「親子で一緒に本を読んだり買い物をしたりする」ことも出来るじゃないですか。

結果として「他人を思いやる気持ちを持つ」子どもになってくれることはうれしいですけど、そういう子どもを「育てる」目的じゃなく、「今・ここ」のところでほめてあげる。
そうすると自分自身が育てられるじゃないですか。

子どもの様子を鏡にして、自分自身の様子を振り返ってみる。
ほめてあげることが、自分自身をほめてあげることにつながれば、親子で「育ちあい」が出来るんじゃないでしょうか。

 

 36-「目と目を合わせよう」
 35-「流れていく思い」
 34-「まず家庭で話し合ってみる」
 33-「親の6大NGワード」
 32-「がんばれ」と「がんばる」と「がんばった」

  31-話を最後までちゃんと聞く
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