コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

春期研修会 2回目

2009-05-20 02:17:36 | ミニカウンセリング

ミニカウンセリングの2回目です。

ちょっと遅れての申し込みで、今回から参加の方が1名。
仲間が増えるのは嬉しいです。

今回も分かち合いから始まり、今の気持ちを話しながら徐々に場の空気に浸っていきます。
逐語録検討は来週からなので、いきなり実践。
初めてミニカウンセリングを体験する方も数名居られるので、10分での実践です。

私はYさんとペアを組んで、前半はカウンセラー、後半はクライエント。
Yさんから「どちらをされます?」とお尋ねがあったとき、特に話すことがなかったので聞き役を選びました。

Yさんのお話はその時々の感情の変化をしっかりと言葉にされるので、とても聞きやすかったですね。
また話題もわたしも興味のある話題でしたから。

逆に、その話題に惹かれている私もいたのですが、以前ですと「いやいや、ここはカウンセラーに徹しなければ」という意識に引きずられて、そのことに気をとられることでかえって話に集中できなかったりしたのですが、今日はそういう「話題に惹かれている私」も感じながら、無理なく話を聞かせてもらえた気がします。
また、そのことを分かち合いのときにすんなりと出すことも出来、味わいの共有が出来た気がします。

そのことがあったので、話してのときにまずその辺のホットな気持ちを口にしていました。
すると、今度はその味わいと逆の気持ちが「いやいや、そういいながらこっちも気にしてるだろ」と現れてきます。
その気持ちも捕まえることが出来ましたから、無理に今までの話題にこだわるのではなく、新たに現れた気持ちに付き合ってそのことを話し出していました。

その過程で、カウンセラーさんがうまく私の気持ちの「押さえどころ」をレスしてくださいました。
それまでは湧き上がるものを「さえぎらないように」どんどん外に出していったのですが、その「押さえ」をしてもらったことで、外に出したものをもう一度受け止めることが出来ました。
結局、そのことを自分で再確認したいがために、いろいろと流れてくる思いがあったんですね。

場面設定してもらうことで障りがなくなり、うなづきを入れてもらうことで気持ちよく思ったことを外に投げ出すことが出来、レスしてもらうことで自分が投げ出したものをもう一度受け止めることができる。
ミニカウンセリングの醍醐味ですね。

それもただのカウンセリングではなく、仏法のところで味わえることを遠慮なく持ち出せる、そういうスピリチュアルなところで通じ合える、安心できる時間・空間。
久しぶりに、感覚がよみがえってきた感じです。

明日は真宗カウンセリング研究会の月例会。
新しいテキストで、またロジャース氏の思いを受け止めさせてもらいます。

先日の法座から、ミニカン、月例会と、とてもいい時間を過ごさせてもらっています。