今日、自動車免許証の更新に行ってきました。
過去5年の間に違反経験のある人は、ご褒美で特別な講習とビデオを見せていただく事が出来ます。
残念ながら駐車違反の検挙からまだ5年は経過しておらず、晴れて今回も講習を受けさせていただくことに…
まぁ、こういう講習はほとんどの人が「仕方なく」受講していると思います。
受講しないと交付してもらえないから…
確かに、こういう態度の人が毎日来るのですから、講師の方も大変でしょうね。
しかし、いろいろと気になる事があります。
聞く側の態度に問題があるってことは認めた上でなんですが。
この講習では「安全運転」のための大事なことを講義されます。
一応、官の側からすると、しっかり話を聞いて違反や事故を繰り返さないようにという前提があるはずです。
しかし、繰り広げられた講義には、そういう「聞いて欲しい」という気持ちが伝わってきません。
ひたすら早口で、必要なことを駆け足で羅列する…
この私ですら「早い」と思うくらいですから、年配の方には聞くのが辛かったことでしょう。
早くしゃべるうえに、口ごもった感じで進んでいきますから、余計に聞き取れません。
「時間通りにこなせばいい」というやっつけ仕事の感覚だけが残ります。
このことから、逆に「伝える」ことの大事さを感じました。
ただ情報を羅列するだけではなにも伝わりません。
ゆっくり丁寧に
当たり前と言えばこれ以上当たり前のことはありません。
私が、法座やカウンセリングで、こういう師にめぐり合えているから、そうではない伝え方が気になるのかもしれませんが。
そして、その心がけとして
相手が聞いてくれたかどうか、確認できなければ次の話題に移らない
というくらいのものが必要だと思います。
ただ「相手に言いたい」と言うだけならば、言いたいことをどんどん投げかけて言い切ってしまえばいいのかもしれませんが、「伝えたい」と言う気持ちがあるならば、自分の気持ちよりも、相手のことを大事にする必要がありますね。