第2回の小P理事会に参加してきました。
天気もいいので、30分ほどの距離なら自転車で…と軽~い気持ちで出かけましたが、思ったより暑く、スーツで自転車にはきつい気候でした。
遅めの昼食を会場近くで取って、ほぼ時間通りの到着。
同席した校長から、いくつかの連絡プリントをもらったんですが、南区の「まちづくり委員会」からの召喚状が4月28日発行で、参加の締め切りが本日の9日…一見余裕があるように見えますが、その間の8日間はGWで休み。
直接家庭に郵送されるものならばいいんですが、学校など公的機関の連絡メール網(電子メールではなく、紙媒体の書簡網)では、校外にいる私の手元に届くのはタイムラグがあるので、もう少し考慮して欲しいものです。
もう一通は、過日に行われた小Pの役員会議事録で、チラッと読んだところ「1分間スピーチは50名行うと50分もかかるので、役員だけにしてはどうか」ということが検討されたとの文字が…
実は、今日の理事会召喚状に記載されていた進行表の中で、参加者の「1分間スピーチ」としてあったのがうれしく、楽しみでもあったので…
私自身、いろんな集いやワークに参加しますが、最初の自己紹介を兼ねたチェックインの時間はとても大事だと思ってます。
多くの人が、何らかの集まりに参加するときは、そこに”思い”をもっていると思います。
その思いを、ほんの一言でも口にすることが出来たなら…
人の話を聞くというのはとても難しいことで、聞く側が抱え込んでいるものがあるとなかなか人の話が入ってきません。
一度それを話す・放すことで、中身が空になったコップのように、注ぎ込まれるものが入って来るんですね。
そんなちょっとした陰な思いを抱いたまま会は始まり、挨拶、急ぎの連絡事項が伝えられた後、「1分間スピーチ」として役員の方々の話が始まります。
ひととおり終わった後、会長から一言「せっかくですから皆さんにも一言ずつ」と。
抱えていた思いが報われた気がしました。
こういうところにも、会長の姿勢と意識が感じられます。
この各自の一言がなかなか強烈で、何年も関わり続けている方の言葉であったり、子どもとの関わりの中で「背中を押された」エピソードであったり。
ただ単に、「役割として集った人々」から、それぞれの経験と意識を持った”ひとりひとり”の集まりへと深まりましたね。
私自身は、前にもこのブログに書いた「伝える」ということを今年のテーマのひとつにしたいという会長の思いに賛同したことと、「伝える」ということに関して、カウンセリングを通じて学んだことを少し話させてもらいました。
「伝える」というのは一方的な発信者の思いであるけれど、「伝わる」ということは聞き手が「発信者の言葉」を「受け取った」と確認して、初めて「伝わった」と言えるということ。
良くあることですが、伝え手側の自己満足で、伝達事項を羅列して「はい、伝えました」と終わっているのは困りもので、多くの情報を短い時間で早口でまくし立てられても、聞く側は困るだけで、「困った」と言う気持ちだけが残り、肝心の内容が何も伝わらないまま終わってしまいます。
(子どもをしかるときに、声のトーンが上がり、早口になるのもこのパターンですね)
聞く側の視点に立ち、少しずつ伝わっていることを確認しながらの「伝達」
これは、口先のテクニックじゃなくて、まずは伝え手側の意識の問題なんですね。
そこに居る人を中心としたアプローチ(person-centered approach)の大事なところです。
と、限られた時間なんでここまで詳しくは話しませんでしたが、伝えるには「聞くこと」も大事だと言うことと、じっくり時間が必要だと言うことも交えて話できました。
(何人かの方が反応してくださり、うれしかったです)
そのあともいくつかの連絡事項などが報告された後、部会に分かれてのミーティング。
私の参加してる部会では、あいさつ運動のポスターに関わる話合いが成されました。
「あいさつ」ということは、こちらの思いを「伝える」大事な行為ですから、そういう意味でも運動意義の大事さを「伝える」媒体として、じっくりいいものが作れればいいですね。
これは次回の集まりで深まっていくことでしょう。
今回の参加者の何人かの言葉にもなっていましたが、この小P連での”思い”が、支部のP連、各校のPTAにすべてが伝わっていない感があります。
結構、そういう部分で参加者の意識を感じられましたので、今後理事会や研修会を通じて、共に方策を探っていければ面白くなりそうです。
ただ一方で懸念は残ります。
私があんまり熱くなりすぎて、いろいろ動かしだしてしまうと、後を引き継ぐ人が困ってしまうのでは…と。
今回の理事さんのなかでも、推薦理事として継続的に活動してる方々(10年されてる方も居ます)を見ていると、継続していけるからこそ積極的に動いていける部分があるんだと思います。
この辺のバランス問題ですね。
11日に私が引き継ぐ「南支部」の集まりがあります。
いろいろ動きを探って、提案してみようとは思ってますが、周りの反応がどうでるか。
あと、自校の活動がおろそかになっては意味がありませんから、そちらとの調整も必要ですしね。
と、心配ばかりしても始まらないので、まずは「やる気」をモチベーションに動き出してみましょうか。