コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

教育懇談会 準備会議

2011-11-18 09:06:16 | PTA

京都市小学校PTA連絡協議会のイベント(と言って良いのかな)のひとつに、教育委員会懇談会がある。

年に一回、教育委員会の委員さんと直接膝を交えて、様々な課題について話し合われる。

で、事前に各地域からアンケート形式で話し合うべき課題を提出してもらい、そのうちどれを取り上げて議題にするかを決めるのが、私が所属している「教育環境部会」の仕事のひとつ。

昨日、その会議があった。

 

夕方6時半から、アンケートをまとめた書面を見ながら、どの課題を取り上げるかを話し合うんだけど、これが非常に面白かった。

 

懇談の相手は教育委員会なので、普段直接聴く事が出来ない「京都市の学校運営に対する現状やビジョン」が中心となるんだろうが、アンケートに現れてくる内容は様々な問題や不安の声。

 

中には、すでに対応が進んでいたり情報が開示されているものがある。

しかし、そのことを「聞きたい」と言う形で声が上がるということは、情報発信側が上手に出来ていないのか、情報受信側が普段は意識からスルーしてるかだ。

つまり「伝わっていない」と言うことになる。

実際の懇談会では課題に取り上げても「これこれこういう形で発信しています」と言う答弁で終わってしまうけれど、その内容を今一度「言葉」にしてもらって伝えてもらうことにも非常に意味がある。

(ただ、全部再発信してもらうには時間が少ないので取捨はされる)

 

あと、「それは教育委員会ではなく、個々の学校の問題、あるいは家庭の問題」と言うものも結構見受けられる。

なので、懇談会では取り上げられることはないが、そういうところにこそ保護者の”関心”であり、”問題”であるところが山積している。

そういうところを「委員会には聞かないけれど、現状はどう?」という話し合いに時間が費やされた。

中には、そういう作業を通じて「じゃあ、こういう視点にして議題に結び付けられないか?」と、マクロな問題にしたり、具体的な問題にして議題候補になったものもある。

 

この会議には、保護者・学校・教育委員会の三つの立場の人間が参加していたので、むしろ「保護者と教育委員会」で年に一回設けられる懇談会より、自由に様々な視点で話が繰り広げられた気がする。

 

残念ながら、ここで具体的な話題を取り上げることはしないが、楽しんできたこと、こういう会議に出れたことは役得だと思ってることだけでも伝えたくなってる。

 

この会議の結果である教育懇談会の議事は公開されると思うので、そのときはまた紹介したい。

 

12月14日の懇談会本番までに、もう一度精査するする会議と、課題を各理事に報告する理事会がある。

まだまだ楽しめそうだ。

 

結局会議が終わったのは10時過ぎ。

じつは10時から仕事があったんだけど、遅刻する連絡を入れて会議を優先した。

相手には悪いけど、こんな楽しい機会を逃したくないしね。

(ほんとうなら終わってから一杯飲みながら他の理事さんと振り返るのも楽しかったんだろうけど、そこは後ろ髪引かれながら夕食とる間もなく仕事先へ…)